プリンタブルハンド

2018.07.09 NEWS

理工学部 平井慎一 教授・王忠奎 助教がFOOMA AP賞グランプリを受賞

 理工学部ロボティクス学科の平井慎一教授・王 忠奎助教が6月12日(火)~6月15日(金)開催「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)」(東京ビッグサイト)の「アカデミックプラザ」で行われたポスターセッションにて、「プリンタブルハンドとプレストレッチ指ハンドによる食品材料ハンドリング」の研究発表を行い、FOOMA AP(アカデミックプラザ)賞のグランプリを受賞しました。

 平井教授と王助教が所属するソフトロボティクス研究室では、食品材料をハンドリングするロボットハンドを開発しています。現在の食品産業界では、弁当箱への食材のパッキングの多くを人手に頼っており、その自動化が望まれています。今回の発表では、自動化のためのハンドリングで課題となる、部材の形状や特性のばらつきに対応するプリンタブルハンドとプレストレッチ指ハンドが紹介されました。

 

 プリンタブルハンドは、複数のチャンバーを有する、ゴム製の指から構成されています。指に空気圧を印加すると指が曲がり、食材が入っているカップ、唐揚げや切り身等の不定形素材を把持することができます。プレストレッチ指ハンドは、伸ばした指に薄いフィルムを貼ることにより、自然状態で外側に曲がった指を実現しています。空気圧を印加すると、指が真っ直ぐになり、食材を把持することができます。

プリンタブルハンド
プリンタブルハンド

 ポスターセッションに参加した大学・研究機関は、国内外合わせて3日間で66機関。

 AP賞は、一般社団法人 日本食品機械工業会技術委員、アカデミックプラザの来場者(主に企業人)、参加研究室の各代表による投票結果をもとに、獲得ポイントが多かった発表(複数可)に対して授与されます。受賞の発表は会期3日目(6月14日)に開催されたAP交流会において行われました。

授賞式の様子
授賞式の様子

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