学園歌集・音源

立命館大学校歌

立命館大學校歌 1931(昭和6)年録音  作詩:明本京静/作曲:近衛秀麿

校歌を聞く

 一.あかき血潮 胸にみちて  若人(わかうど)眞理(まこと)の 泉を汲みつ
   仰げば比叡 千古のみどり  ふす目に淸しや 鴨の流れの
   かゞみもたふとし 天の明命  見よわが母校 立 命
                          立 命
 二.見よやみどり とわの映(は)えは  あふぐもかしこき 平安の御所
   よき師友どち 和(なご)みて此處に  契ひて結べる 『禁衛』『立命』
   躍進日本の 輝きおへる  みよわが母校 立 命
                        立 命
                   (『立命館学誌』第145号)

解説

1931(昭和6)年7月にできた、立命館大学の最初の校歌です。
その年の12月19日、東京日比谷公会堂のコロンビアのスタジオで、作曲者・近衛秀麿が指揮し、新交響楽団の演奏、作詩をした明本京静、声楽家の徳山璉など東京合唱団により録音されました。500枚が製作され、1枚1円50銭で頒布されています。
校歌の2番は1948年10月4日の理事会で改廃が提起され、以降1番のみが校歌として歌われるようになりました。

立命館大学校歌 1950(昭和25)年録音

校歌を聞く

   若き血汐 胸に満ちて  若人誠の 泉を汲みつ
   仰げば比叡 千古の緑  ふす眼に清しや 加茂の流れの
   鏡もとうとし 天の命名  見よ我が母校 立 命
                        立 命
                   (『1950年度学生手帳』)

解説

1950年、立命館は創立50周年を迎え、記念事業の一つとして校歌のレコードが作製されました。
立命館大学合唱団と立命館大学軽音楽部の演奏により、帝蓄(テイチク)で吹き込みが行われました。
「あかき血潮」が「若き血汐」に、「眞理(まこと)」が「誠」に、「明命」が「命名」に変わるなど、いくつか歌詞の改変が見られます。

立命館大学校歌 1976(昭和51)年録音

校歌を聞く

   あかき血潮 胸に満ちて  若人真理の 泉を汲みつ
   仰げば比叡 千古のみどり  伏す目に清しや 鴨の流れの
   かがみもとうとし 天の明命  見よわが母校 立 命
                          立 命
                    (1976年1月19日決定)

解説

戦後、歌詞の字句が種々使われるようになったため、1976年1月に統一されました。このときの歌詞が現在も引き継がれています。
レコードは「立命館大学学園歌集」として、メンネルコール・混声合唱団・合唱団若者・応援団吹奏楽部の協力により校歌・応援歌・エール・学生歌・寮歌が録音されました。校歌はメンネルコールが歌い、応援団吹奏楽部が演奏しています。

立命館大学校歌 1990(平成2)年録音

校歌を聞く

   1976年の歌詞に同じ

解説

1990年5月25日、理事会は校歌の改廃について改めて審議をし、1976年1月に統一した歌詞を確認し、2番を正式に廃止しました。
そして立命館創始120年・学園創立90周年を記念し、外山雄三氏により交響楽の演奏にもふさわしいように編曲され、新しい伴奏曲の校歌が6月7日に完成しました。
校歌は「立命館学園歌集」のCDに収録され、京都市交響楽団の演奏、合唱団京都エコーの合唱により録音されています。

学園の発展に伴い、1998年1月23日、これまでの校歌は学園歌とし、立命館大学は引き続き校歌として歌われ、立命館アジア太平洋大学および附属校は学園歌として歌われています。

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