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07.22

NEWS

2016

池永肇恵・滋賀県副知事をお招きしキャリア形成支援企画を実施しました


 経済学部は、企業・行政においてリーダーを務められている外部講師をお招きし、各界の課題を語っていただくことで、社会への理解を深め、働くことへの意識を高めることを目的とするキャリア形成支援企画を始めました。企画第1回目の外部講師として、627日(月)に滋賀県副知事の池永肇恵様をお招きし、滋賀県の魅力と課題についてご講演いただきました。

 

 今回、講演会を聴講した岩本佳也(国際経済学科2回生)が講演会の様子を報告いたします。

 

 日本最大の湖・琵琶湖を有する滋賀県は環境保護の先進県として有名で、県民が主体的・積極的に環境保全に関わってきた歴史があります。1970年代後半から県民の中から起こった「合成洗剤禁止・粉石けん使用運動」の事例をお聞きし、一人ひとりの意識が行政を動かし、大きな成果をもたらすことを知りました。

 

また、滋賀県は、道路網や鉄道が発達し、主要都市にアクセスしやすいという特徴があります。そのため、日本を代表する多くの企業が拠点を置いています。経済の基本である「ヒト」、「モノ」、「カネ」が回る仕組みが確立していると感じました。その反面、渋滞や騒音へどのように対応していくかが行政の課題になっています。

 

 今回の講演を通して、滋賀県にフォーカスをあてて経済の動きを考えることができました。地方の問題は日本全体にも関わることであり、世界の問題にもつながっています。これまで学んできた経済学をローカルの視点から再考察する貴重な機会となりました。池永副知事、ありがとうございます。


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