イタリア語

 ピッツァ、ジェラート、エスプレッソ。フェッラーリ、グッチ、ミラノ・コレクション。ピアノ、オペラ、モッテッソーリ教育。ダ・ヴィンチ、ピノッキオ、フェッリーニ。そしてダンテ、マキャヴェッリ、ガリレオ・ガリレイ。これらはなんと、すべてイタリアで誕生したものです!日本より小さい国土の、日本の半分程度の人口のこの国において、どうしてこれほど素晴らしい文化財産が生み出されたのでしょうか。
 イタリア語を習うことは、こうした文化に直接アクセスできるようになることを意味します。イタリア語はイタリアでのみ話される言語ですが、その分イタリア語とイタリア文化のつながりは他の外国語の場合より強力なものになっています。イタリア語を学ばずには、イタリアを理解することできない、といってよいほどです。
 イタリア語を学べば、人生の楽しみ方を知り尽くすイタリア人たちと会話することもできます。意思疎通のみであれば英語でも可能ですが、こちらが彼らの言語を学んでいれば、あちらもより一層打ち解けて仲良くなります。しかもうれしいことに、それは拙いイタリア語でもまったく問題ありません。あらゆる意味で学んで楽しい言語、これがイタリア語です。

【短期の研修】 食マネジメント学部では、スローフード協会創立の食科学大学での短期講座と共にイタリアの地域食をテーマにしたスタディツアー、政策科学部ではミラノ市とベルガモ市における現地調査が行われています。また文学部では、トリノ大学言語センターでの短期語学講座を隔年で開講する予定です。

【半年から1年の留学】 2回生秋あるいは3回生秋から、大学間協定にもとづく長期の派遣留学(1セメスターか1学年間)が可能です。この場合の留学先は、唯一無二の「水の都」ヴェネツィア、「世界最古の大学」を擁するボローニャ、かつての王国ナポリ、永遠の都ローマ、イタリア国家統一の主役を担ったトリノ(NEW!)等があります。もちろん休学してフィレンツェ大学(イタリアの京都)やシエナ外国人大学(最良の広場)に留学してみることも可能でしょう。留学については、まずは気軽に教員に相談してみてください。

【検定や弁論大会にもチャレンジ】 毎年3月と10月に行われている実用イタリア語検定(5級と4級を同時受験してみよう)や、国際基準の伊語検定CILS(チルス)、毎年12月に京都外国語大学が主催する全国学生弁論大会もねらい目です。弁論大会では、毎回立命生が入賞(15位)しています。

 授業外では、イタリア語の教員と学生が協力して、さまざまなイベントが行われています。イベントの風景は文学部教員が運営するInstagramページで紹介していますので、ぜひのぞいてみてください。京都や大阪に数多くある美術館で年に1、2回は催される、大規模なイタリア美術の展覧会はチェックしておきたいです。また毎年5月に大阪で開かれる「イタリア映画祭」は、日本であまり公開されることのないイタリア映画が観られる貴重な機会です。自宅で浴びるイタリア語シャワーとして、国営放送ニュースチャンネルRAI News24のインターネット放送はおすすめです。

COLUMN

「イタリア語学ぶなら立命館!?」

日本の大学ではまだ珍しいイタリア語教育が盛んな立命館大学。特に文学部では40以上の科目が用意されています。どのキャンパスでも履修可能な環境や、数・質共に充実したネイティブ講師陣の講義も魅力です。

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