立命館アジア太平洋大学(APU)は
「自由・平和・ヒューマニティ」 「国際相互理解」 「アジア太平洋の未来創造」を
基本理念として2000年に開学し、世界市民の育成を目的としてこれまでに無い全く新しい多文化・多言語環境を築いてきました。
これまでに世界150を超える国・地域から集った学生たちが、国や文化、宗教、政治、価値観等の違いを乗り越え、共に暮らし、
世界が直面する複雑な課題の解決を目指し学んでいます。
スーパーグローバル大学*であるAPUでは、全学生に占める国際学生の割合が約50%。
高い志を持ち、世界94ヵ国・地域(2022年5月1日時点)から集う約2,600人の国際学生とともに、24時間365日、常に世界を感じながら学べる環境があります。
かけがえのない出会いと発見を繰り返すなかで、違いを受け入れ、乗り越え、協働し、より豊かな世界を創造するために必要な力を身につけていきます。
*「スーパーグローバル大学創成支援」
世界レベルの教育・研究を行うトップ大学や国際化を牽引するグローバル大学に重点支援を行う文部科学省の事業。
※国際学生とは、在留資格が「留学」である学生のことをいいます。
アジア太平洋学部と国際経営学部では、講義のほとんどを日本語と英語の二言語で開講しているため、
日本の大学でありながら世界の学生がともに学ぶことを可能にしています。
アジア太平洋学部は、アジア太平洋地域の多様な政治、経済、社会、文化等に関する総合的な理解にたち、国際社会、環境と開発、観光等に関する基礎的および専門的知識を修得し、言語能力、コミュニケーション能力、問題解決能力を涵養し、アジア太平洋地域が直面する多様な諸課題を理解することにより、アジア太平洋地域の持続的発展と共生に貢献できる人材を育成することを目的としています。
国際経営学部は、マネジメントに関する基礎的な知識を伝授し、異文化コミュニケーション能力を強化し、文化の多様性を維持することを通じて、グローバル化する企業やその他組織における経営上の諸問題の解決のために活躍する、職業倫理を備えた人材を育成することを目的としています。
言語や文化的背景の異なる学生たちが互いに教えあい、協働しながら成長することをAPUは大切にしています。今日のグローバル社会でも、世界中の人々が協働することは、ごく日常的なことです。先輩学生のサポートのもと、言語学習や少人数制の授業など、学生同士が「混ざり」「学びあう」さまざまなシーンが見られます。
入学後には、グループワークを通して他者を理解し、協働して課題に取り組み、APUでの大学生活に必要な力の修得をめざす授業があります。助け合い、ときにぶつかりあう中で、お互いを理解するとともに、自分の強みに気づき、目的意識や学習意欲を高める授業です。
APUの授業の約9割は日本語と英語の両方で開講されており、英語で専門分野を学ぶことができます。
そのために必要となる英語力をすべての学生が身につけられるよう、充実した語学教育を展開。
言語の自主学習をサポートする制度や海外で語学力を鍛えるプログラムも豊富です。また、英語以外にもアジア太平洋地域の6 言語を学習できます。
英語を学ぶのが楽しくなる。だから、大きく伸びる。
APUの英語では3つの力を養います。まずは、異なる価値観の人と行動・協働するために必要なコミュニケーション能力。次に、英語開講の授業の履修に必要な英語力。そして、将来仕事で使える英語力です。
1つ目と2つ目の力を育てるためにコアプログラムがあり、3つ目の力を身につけるために選択コースを設けています。学修サポートも充実し、努力を続ければ自分でも驚くほど上達できるはずです。英語が苦手で不安を感じている人もいるかもしれませんが、段階的に学べるカリキュラムや学生同士で学びあえる環境、教員による手厚い支援のもと、きっと英語の学びを楽しめることでしょう。
アジア太平洋地域の6言語(AP 言語)を入門から上級まで段階的に学ぶことができます。
APU にはAP 言語を母語とする国際学生や教員が多く、授業以外でも日常的な彼らとの交流をして言語を鍛えられることも特徴です。
また、2 回生以上が履修できる国連公用語概論の講義では、フランス語やロシア語、アラビア語の基礎についても学ぶことが可能です。
履修するためには、日本語基準学生は「英語初級A・B」、英語基準学生は「日本語初級Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の単位修得、もしくは免除を受ける必要があります。
世界の縮図であるAPUで多様な言語や文化に触れるなか、学生たちは国際社会を意識した成長を遂げていきます。
その上で、さまざまな利害関係があり、異文化間の摩擦や対立も存在する原寸大の「リアルな世界」に飛び出して学ぶことをAPU は推奨しています。
厳しい世界の実情を知り、たくましく生きる力を身につけることをめざし、数多くの学生が海外での学びへチャレンジしています。
APU という圧倒的な多文化・多言語環境で学び、考え、行動する。
こうして身につけた知識や行動力を世界へ飛び出し、挑戦する学びの機会「Off-campus Study Programs」。
その学びを、多様性に満ち溢れたAPU でさらに深めていきます。「Off-campus Study Programs」に参加するか、しないかも自分次第。
目的・エリア・期間を問わず世界で学べる機会がAPUにはあります。
75カ国・地域、498の大学・研究機関等と協定を締結。
うち52カ国・地域、173の大学・機関と交換留学プログラムを実施しています。
大学・機関と交換留学
プログラムを実施
キャンパス内に併設された学生寮APハウスは、世界中から集まった仲間たちと日常生活を通じて世界の文化や言語を互いに学べる他には類のない学生寮です。APUでの異文化の学びが24時間続きます。
さらに各階に居住するRA(レジデント・アシスタント)がAPハウスでの国際学生との共同生活をサポートしてくれます。
居室数 | 1,310室 |
---|---|
入居者比率 | 国際学生49.7%(507名) 国内学生50.3%(514名) |
入居者の出身国・地域 | 49ヵ国・地域 |
寮費(国内学生の場合) | 月額49,000円(水・光熱費等含む) (2022年5月1日現在) |
居室設備 | 照明器具 / 机 / 椅子 / デスクライト / 冷蔵庫 / ベッド / クローゼット / 冷暖房 / インターネット / 靴箱 / 本棚 / 電話 / 布団一式 / ゴミ箱 / 洗面所※1 / トイレ※1 |
---|---|
共有設備 | ロビー / 和室 / 大浴場 / インターネットルーム / 学習室 / ハウスコープ / 会議室 / ピアノ / 卓球台 / 屋外バスケットコート / APホール(多目的ホール) / 共同キッチン / 電子レンジ / オーブントースター / TV / 個室シャワー / 洗濯機 / 乾燥機 / 掃除機 / 洗面所※2 / トイレ※2 |
※1 個室タイプのみ ※2 シェアタイプフロアのみ
[個室タイプ]約13㎡
[シェアタイプ]約26㎡(1人当たり約13㎡) シェアタイプの部屋は隣が必ず国際学生
言語や文化、価値観等が異なる世界中から集まった学生が共に学び、生活するAPU のキャンパスでは、目に飛び込み、耳に聞こえてくるもの全てがこれまでの日常とは全く異なる新たな経験となります。
学生たちはこのユニークな環境でさまざまな課外活動に取り組むことで協調性や主体性を身に付けるとともに貴重な友情を築いています。
複数の国・地域の言語や文化を週替わりで紹介するイベントで、毎年、春セメスター(6月~7月)と秋セメスター(12月~1月)の期間に実施されています。
企画・実施運営はすべて学生が行っており、開催中は、当該国・地域の学生だけでなくいろいろな国の学生が参加しています。
各ウィークでは、各国・地域の伝統芸術や生活文化を互いにより理解できるよう月曜日のオープニングイベントから始まり、写真の展示・民族衣装の試着体験・キャンパスでのパレード・カフェテリアで伝統料理の提供など様々な企画が実施されます。
金曜日にはフィナーレであるグランドショーがキャンパス内のホールで行われ、学内外からの来場者で長蛇の列ができるほどです。
マルチカルチュラル・ウィークを通して、母国への誇りや他国への尊厳の念を育んでいます。
日本列島の南に位置する九州の「別府」にAPUはあります。
別府は美しい山々や海に囲まれた自然豊かな土地にあり、日本の古き良き伝統と現代文化が共存する魅力的な街です。
源泉総数、総湧出量ともに日本第1位を誇る温泉地としても有名で、国内外から多くの観光客が集う日本でも有数の観光地となっています。
APUでは、就職活動の大きな柱として企業の方々にご来学いただき、APU学生を対象にした企業説明会・採用選考会等を行う「オンキャンパス・リクルーティング」を実施しています。
年間約200の企業や団体にご協力いただき、多くの採用につながっています。
- 2021年度 -
※1 公務には、海外の行政機関勤務を含む
※2 その他には、外国企業・業種不明者ならびに家業従事者、起業を含む
詳しくはこちらをご確認ください。
APU校友会は、世界に広がる卒業生に加え、在学生も準会員として迎えている同窓会組織です。
そのネットワークはAPUにとって貴重な財産となっており、2022年度には会員数が21,000人を超えました。
在学生の就職活動支援・学生生活への支援など母校や後輩への支援をすると同時に、近年は校友間の親睦やビジネス上のつながりの場としても世界中に新たな輪が広がっています。
(2022年5月1日現在)
かけがえのない出会いと発見が繰り返される日々。
自分の常識が揺さぶられる体験を世界の仲間たちとともにする日々。
友情は国境を越え、教えあい、学びあう日々。
世界中にあなたを刺激し、高めあう仲間がいる人生。