学生生活
2011/10/4
2011年8月20日(土)~9月13日(火)、タイ王国で経済・教育支援活動を継続して行うAPU公認ボランティアサークルPRENGOが、16回目の現地支援活動を実施しました。支援隊にはPRENGOのメンバー約40名のほか、ボランティアとして帰省中のタイ出身学生も参加し、現地で共に活動しました。
PRENGOは「地域住民主体による教育機会の創出と教育環境の向上」の理念のもと、2003年から毎年2回、タイのMahadとThapkradadの2地域で支援地住民の自立を目指した支援活動を行っています。これまでに、Mahad地域で大分県を発祥とする一村一品運動を導入したタイパンツの製造・販売を手がけたほか、支援する小学校で立命館小学校副校長の陰山英男教授の考案による「百マス計算」に取り組むなど、幅広い支援活動を行い、成果をあげてきました。
また今回は、タイ人学生の助けを借りて陰山教授の著書を翻訳し、支援先の学校へ寄贈したほか、初めての試みとして、タイパンツの製造を担当する家庭や支援している児童の家庭などにホームステイし、交流を深める機会もありました。
夏季支援隊総隊長を務めた髙橋 佑馬さん(APS2、日本)は今回の活動を振り返り、「支援先の教員とプライベートでも交流したり、支援先の家庭にホームステイしたりと、住民と更に親交を深めることができました。今後、より垣根を越えた関係を築きながらも、自分たちが彼らに与える影響力を常に念頭に置き、責任を持って行動していきたいです」と今後の抱負を話しました。
今回の渡航の様子は写真展として、10月に開催する恒例の学園祭“天空祭”のほか、大分市内や福岡市内、立命館大学BKC学園祭などで紹介する予定です。ぜひご覧ください。
*一村一品運動とは、1980年から大分県の全市町村で始められた地域振興運動。1979年に当時の平松守彦大分県知事により提唱され、各市町村がそれぞれひとつの特産品を育てることにより、地域の活性化を図った。