カリキュラム

プラクティカム

コンセプト

立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科は、「技術とビジネスを結び、新しい価値を創造する」イノベーションを主導し、新事業や新市場を創出する将来のリーダー養成を目指して、社会人学生と学部等から進学した学生が共に学んでいます。
当研究科では、「理論と実践の習得」をめざし、テクノロジー・マネジメント研究科ならではの実習として、「選択科目」の中で、インターンシップを発展させた「プラクティカム」を実施しています。その特徴は、“実習先で企業等の仕事を経験する”一般的なインターンシップとは異なり、企業が抱える課題に学生が取り組むという「課題解決型長期企業実習」です。

目指す教育効果

  1. 企業等において、どのような課題が存在し、どのように解決しようとしているかを知る。
  2. 講義で学習した理論や方法論を企業における課題解決に適用する。
  3. 企業等での課題解決の体験を論文研究にフィードバックする。

*1 知識を活用して問題解決する力
*2 経験を積むことで身についた行動特性、判断基準

プラクティカムの特徴

  • 課題解決型

    「プラクティカム」の最大の特徴は、企業などが実際に直面している課題に講義で学習した知識を適用する「課題解決型実習」だということです。企業が解決を求める課題と学生の研究対象がマッチングすることで、はじめて成立する実習なのです。

  • 教員の指導

    テクノロジー・マネジメント研究科の教員が、課題設定、アプローチ設計、調査研究、成果の取りまとめをサポートすることで学生は高いレベルでMOTの理論や方法論の実践を体験できます。

  • 長期(3ヶ月〜6ヶ月)

    期間が3ヶ月〜6ヵ月と長いため、企業、ビジネスの実態をじっくりと知ることができ、実習先の担当者と深く関わる機会があります。

対象者と単位認定

立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科の博士課程前期課程の学生
※企業等での実務経験の無い学生を主な対象としますが、実習先が受け入れを許可された場合は社会人学生の参加も可能です。

<実習期間>

3ヶ月未満:プラクティカムI(2単位)
3ヶ月以上6ヶ月:プラクティカムI,II(合わせて4単位)

成果物の取り扱い

実施したテーマを修士論文の研究にすることが可能です(ただし、実習先の秘密保持により、内容の公開範囲や表現も含めて実習先の同意を必要とします)。
プラクティカムの実施によって得られた発明、考案、ノウハウ、著作権その他の成果は基本的に実習先に帰属します(契約締結時に規定します)。

プラクティカム協力企業

プラクティカム 協力企業
※協力企業として企業名を公開可能と回答された企業のみ掲載しています。

開始から終了までの流れ

STEP 1
6月中旬プラクティカム説明会への出席
募集概要、参加者の心得などを説明します。
※応募には、説明会への参加が必須。
STEP 2
6月中旬企業によるテーマ説明会へ出席
会社概要、テーマ案の発表。
※応募には、説明会への参加が必須。
STEP 3
6月下旬実習先希望調書の提出
自己紹介シート、参加希望調書を提出。
STEP 4
7月上旬マッチング結果の通知
提出書類をもとに、企業とのマッチング結果を通知します。
マッチングしなかった場合は、プラクティカムを受講できません。
STEP 5
7月下旬~9月下旬実習開始
実習先担当者、指導教員、学生と打ち合わせ。
秘密保持契約などの締結後、実習スタート。

中間報告

STEP 6
1月下旬最終報告会
企業でのプレゼンテーション、最終報告書の提出など。

実習修了後、最終報告書類を事務室へ提出。

STEP 6
単位認定
指導教員による成績評価。

よくある質問

プラクティカムに参加した学生は実習先に就職できますか?

実習先により異なります。参加者の募集をする際、採用との関係の有無をお知らせします。なお、採用に関連がある実習に参加しても就職義務はなく、あくまで双方で合意が取れれば採用となります。

社会人学生がプラクティカムに参加することは可能ですか?

実習受け入れ先が社会人学生の受入れを許可されれば可能です。(社会人学生の所属企業が実習先と同業種で秘密保持上の問題がある場合は受入れが許可されません)。また、プラクティカムは調査や実習先との打合せがあり、講義よりも負荷がかかるので、仕事との両立が可能かを考慮してご参加ください。

実習先へ最終的に提出する成果はどのようなものですか?

調査報告書として文書で提出する、報告会を行う等、実習先のご要望により様々です。立命館MOTとしては教育的な効果から、可能な限りプレゼンテーションの場を提供いただくことをお願いしています。