2018.06.06 NEWS

情報理工学部・上原哲太郎教授が情報通信功績賞を受賞

 情報理工学部・上原哲太郎教授は、このほど「平成30年度 情報通信月間推進協議会会長表彰」 情報通信功績賞を受けることになりました。
 総務省では、情報通信の普及・振興を図ることを目的に、5月15日~6月15日を情報通信月間とし、この期間中、全国各地で情報通信に関する行事が開催されるとともに、ICTの研究開発・標準化等の分野で優れた研究成果を挙げた方や情報通信の普及、啓発において優れた成果を挙げた方を情報通信月間推進協議会会長表彰「情報通信功績賞」として表彰しています。
 上原教授は、サイバーセキュリティを研究分野としており、自治体における個人情報保護に係る委員会の委員やセキュリティ対策に係る会議の構成員等を歴任するとともに、国立研究開発法人情報通信研究機構が行う実践的サイバー防御演習に携わるなど、我が国のサイバーセキュリティの強化に多大な貢献をしたことが、表彰理由となりました。

上原教授のコメント
 この度は身に余る賞を頂くことになり大変光栄に感じております。2002年の住民基本台帳ネットワークの稼働以降、自治体にとってセキュリティはずっと大きな課題になっていました。近年ではマイナンバー制度に対応するためのシステムの改修が自治体への大きな負担となるとともに、日本年金機構へのサイバー攻撃に象徴されるような高いレベルの攻撃が公共団体に続いていることもあり、行政の効率化を目指しつつ高いセキュリティを保つためのシステム導入運用手法や技術の確立は大きな課題です。これまで自治体のセキュリティ問題がどこにあるのか、現場を訪ね歩いて洗い出し、その解決につながる研究を続け、その結果を社会還元するための活動を続けて参りましたことが評価頂いたものと思っております。今後も、自治体セキュリティの確立に役立つ研究を続けると共に、今後はそのようなシステムの安全性と業務効率向上の両立に役立つことができる人材の育成にも力を入れて参ります。

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