2018年度秋季 立命館大学・大学院入学式を挙行

2018.09.26 TOPICS

2018年度秋季 立命館大学・大学院入学式を挙行

吉田美喜夫・立命館大学長
吉田美喜夫・立命館大学長
会場の様子
会場の様子

 9月25日(火)、朱雀キャンパスにおいて、吉田美喜夫・立命館大学長をはじめ学園役職者などの出席のもと2018年度秋季 立命館大学・大学院入学式を挙行し、日本を含む世界44カ国・地域から、91人の学部学生、192人の大学院博士課程前期課程・後期課程および修士課程の大学院生を新たに迎え入れました。

 開式にあたり、出席者全員で校歌を斉唱した後、新入生に向けて、吉田美喜夫学長から、「現在、日本には約800の大学がありますが、第二次世界大戦以前に設立された大学は約50校です。立命館大学はその一つであり、創立以来、国際主義を重視してきました。この理念は、公爵であり、のちに2度内閣総理大臣を務め、近代日本を代表する政治家となった西園寺公望に由来します。西園寺公望は今から約150年前、フランスに渡り、10年にわたる留学生活を送りました。このような経験から、彼は、常に目を広く世界に向け、様々な国と相互互恵の関係を重視する国際主義の精神を大切にしました。立命館大学は、この精神を受け継ぐとともに、『自由にして進取の気風に富んだ学び舎の創造』を掲げ、常にイノベーティブであることを目指してきました。」と立命館の歴史を紹介しました。
 そして、「立命館大学は『Beyond Borders』、『壁を越えよう』というシンボル・メッセージを用い、国境・人種・宗教・性別・価値観・言語などのさまざまなボーダーを越えて、自らの限界にもチャレンジしてほしいと考えています。さらに、本年7月には、『挑戦をもっと自由に』という2030年の立命館が目指すべきメッセージを定めました。皆さんは、すでに立命館大学で学ぶ決断をされました。この初心を大切にし、これからも様々な可能性にチャレンジして欲しいと思います。」と式辞を締めくくりました。

Bondan Gamas SYAMSUさん
Bondan Gamas SYAMSUさん
Miran LEEさん
Miran LEEさん

 続いて学部生の新入生代表挨拶では、Bondan Gamas SYAMSUさん(国際関係学部 国際関係学科グローバル・スタディーズ専攻/インドネシア出身)が、立命館大学がグローバル化と国際化の取り組みを積極的に進めていることを入学理由として述べた上で、「私個人の目標は、母国インドネシアの経済と社会の発展に直接、貢献することです。インドネシアは、2050 年には世界第4 位の経済大国に成長しているとされています。しかし、こうした予測は、私のような若いインドネシア人が国の発展に貢献しなければ、実現しないでしょう。世界という舞台において、やるべきことは山積しています。」と将来に向けた抱負を述べました。
 また、大学院生の新入生代表挨拶では、Miran LEEさん(情報理工学研究科 博士課程後期課程/大韓民国出身)が、自身が韓国科学技術研究院で働いていたとき、立命館大学の教員の講義を受講し日本の教育環境に非常に感銘を受けたこと、日本には多くの著名な教授や学者がいることを入学理由として述べた上で、「最近最も関心を寄せている分野は、『医用生体工学と医療システム』です。便利で使い勝手の良い医療機器の開発に一番関心があります。これからの3 年間で学ぶことになる研究分野の知識やスキル、能力を生かして、医療システムの開発に貢献できればと考えています。」と将来の夢を語りました。
 新入生は9月26日から新たなキャンパスライフをスタートしています。

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