本学発ベンチャー企業の株式会社チトセロボティクス（東京都台東区）が事業開始1周年を迎え、事業拡張のための新オフィスとロボットセンターを、2019年4月1日にオープンしました。

　オープンしたロボットセンターは国内で唯一、最先端のロボットによるデモンストレーションと独自技術『ALGoZa（アルゴザ）』を間近で体感できる施設です。外食産業における店舗厨房・セントラルキッチン向けの「食品・食器仕分けロボット」が実際にどのように動作するのかを間近で見ることができます。また、ロボットがどのように物品を認識・識別するのかを検証できる画像処理エリアや、物品をつかむためのロボットハンドキットなど、顧客の現場環境を再現してロボットシステムの作業を検証することが可能です。

　チトセロボティクスは、2018年3月1日に理工学部ロボティクス学科川村貞夫教授と、同研究室の西田亮介さん（理工学研究科博士課程後期課程3回生）により、国立研究開発法人科学技術振興機構「研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム（START）」の支援を受け起業しました。ロボット技術による社会問題となっている食品・物流業界の人材不足解消・労働生産性の向上を目指し、開発を行っています。