アドソル日進株式会社と産学連携協定を締結
4月22日(月)、立命館東京キャンパスにおいて、立命館大学総合科学技術研究機構とアドソル日進株式会社が製造業や医療分野における、安心・安全なIoTシステムの実現に関する共同研究を推進するため、産学連携協定を締結いたしました。
会見において、島川博光機構長は、「アドソル日進株式会社とIoTセキュリティ分野での連携を実現し、研究センターやコンソーシアム設立を通じて、確かな知識をもった人材の育成と共に業界全体の活性化を図ります」と語りました。
また、アドソル日進株式会社の上田富三代表取締役社長は、「アドソルの社会インフラ、IoTシステム、セキュリティなどICTシステムでの幅広い経験・実績と、立命館大学のIoTやサイバーセキュリティでの最先端研究が融合し、安心・安全なIoTシステムの実現とIoTセキュリティ人材の育成に、必ずや貢献できるものと確信しています」と述べられました。
社会インフラ向けIoTセキュリティ分野の研究で連携を進める
⾼速⼤容量なインターネット回線の普及や、スマートフォン、近距離無線通信の発達などを背景に、電力・ガスなどのエネルギーや、⾃動⾞、道路、医療、製造業などにおいて、これらネットワークを活⽤したIoT 化が加速しています。しかし、最近のサイバー攻撃やマルチウェアへの対応が不⼗分な中で、これらシステムのIoT化が進められており、その結果、深刻かつ甚⼤なセキュリティ事故につながっています。
今回の連携を機に、国内のIoTセキュリティ分野の産学連携拠点となる「IoTセキュリティ研究センター(仮称)」を構築し、研究開発を進めることを目指します。
協定の主な内容
- IoTセキュリティに関する最先端テクノロジーの研究
- IoTセキュリティ・ガイドラインの検討・検証
- IoTセキュリティの研究センター、及びコンソーシアムの設立
- IoTセキュリティ人材の育成