学校法人立命館と福島県川俣町が連携協定を締結

 2019年9月7日、学校法人立命館と福島県川俣町とは包括的な連携協力協定を締結しました。この協定は、震災直後からの立命館学園の復興支援の取り組みの実績と被災地である川俣町の復興と地域創生に向けた活動から生まれたものです。協定は包括的な内容となっており、連携協力事項として、産業振興に関する事項、教育・研究等の振興・発展に関する事項、人材育成に関する事項、環境回復に関する事項、文化・スポーツ・健康・食・エンターテイメント等の振興・発展に関する事項などを挙げています。

 立命館学園では、既に、2013年に福島県と協力協定を締結し、地域の産業振興、環境回復、人材育成、まちづくり等の分野において相互に協力し、被災地との連携を継続的に推進しています。中でも、「チャレンジ・福島塾」などの学生・生徒・児童と地域を結ぶプログラムを重視した取り組みを行っています。こうした震災復興支援の中で、立命館学園の関係者が川俣町を表敬訪問し、川俣町から町長が立命館大学を訪問されるなど、川俣町と立命館学園との交流か始まりました。今年8月には川俣町の議員団全員が立命館大学を訪問され、相互の交流や連携内容にかかわる意見交換を行ってきました。その中で、これまでの活動を発展させ、復興という取り組みの枠組みを越えて、連携をさらに深化・発展させていく取り組みを進めることで両者が一致し、協定を締結することとなりました。

 川俣町役場で行われた協定締結式には、川俣町から、佐藤金正川俣町長、猪狩則光副町長、佐久間裕晴教育長、高橋道也川俣町議会議長、高橋真一郎副議長らが出席され、本学からは、仲谷善雄総長、徳田昭雄立命館大学研究部長、サトウタツヤ総合企画室長らが出席しました。協定締結式では、佐藤町長と仲谷総長が挨拶を行い、協定締結を契機に、人材育成と地域社会の発展に向け、産業界・企業、官庁・自治体、他の教育研究機関等にも開かれた産官学地域の連携を基盤とした取り組みを進めていくことについての期待と決意が述べられました。

署名の様子
署名の様子
佐藤金正川俣町長(左)、仲谷善雄総長(右)
佐藤金正川俣町長(左)、仲谷善雄総長(右)

 また、協定締結式の後、川俣町に福島工場を設置し、本学OIC総合研究推進機構とも連携協力協定を締結しているミツフジ株式会社の福島工場竣工1周年記念式典が行われ、仲谷総長が来賓として挨拶を行いました。

福島県川俣町概要

川俣町長:佐藤金正氏
川俣町の沿革:1876年(明治9年)川俣村が起源
       1889年(明治22年)川俣村が川俣町となる
総人口:13,097人(5,400世帯)※2019年6月現在

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