マレーシア首相が立命館小学校を訪問

 9月7日、マレーシア第7代首相のマハティール・ビン・モハマッド氏に立命館小学校をご来訪いただきました。
 マハティール首相は、同国内で歴代最長期間、首相を務めておられます。1981年12月には「ルックイースト政策」を提唱し、教育改革や経済発展を促進されています。
 当日は6年生の児童による茶道の呈茶をはじめ、立命館小学校独自の教科であるロボティクス科(情報科)において、レゴ®専用キット「EV3」でのプログラミング、図工科の茶碗絵付け、マイクロソフトのマインクラフトを活用したPBL(Problem Based Learning)授業、英語のモジュールタイムなどを見学されました。
 授業見学後に行われた森島朋三理事長、伊坂忠夫副総長、立命館小学校の堀江未来代表校長、後藤文男学校長との懇談では、時代の変化に対応し、多様性を身に付けることの重要性や、幼年期から体系的な教育を行うことの重要性など、教育について意見交換をさせていただきました。
 森島理事長からは、ご来訪いただいたことへの謝辞とともに、今後も本学園の小学校から大学までの各段階において、同国との交流を深めていくことへの期待が述べられました。
 マハティール首相からは、「マレーシアでは教育改革に向けて、ICTなどを活用した教育の質の向上、均等化を目指している。新たに学ぶことが多く、充実した訪問だった。今後、立命館と協力したい」との展望が述べられました。
 今後も立命館は、アジア太平洋地域に位置する日本の学園として、多文化共生の学園づくりに取り組んでまいります。

※マハティール首相は、立命館アジア太平洋大学(APU)開学前より、APU開設の理念やビジョンに深い理解を示していただき、現在に至るまで、APUアドバイザリー・コミッティ名誉委員にご就任いただいています。
マハティール首相の本学園への功績を讃え、立命館大学では2007年5月23日に名誉博士号を、APUでは2018年8月9日にAPU名誉博士号を贈呈しました。

図工科の茶碗絵付けの様子 
図工科の茶碗絵付けの様子 
グローバルティーチャー賞ノミネートの正頭先生が、マインクラフトを活用したICT授業について説明する様子
グローバルティーチャー賞ノミネートの正頭先生が、マインクラフトを活用したICT授業について説明する様子
歓談の様子
歓談の様子
左:マハティール首相、右:森島理事長
左:マハティール首相、右:森島理事長

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