体験型短期留学プログラムGlobal Fieldwork Projectの振り返り研修を実施

 9月21日(土)、大阪いばらきキャンパスで体験型短期留学プログラムGlobal Fieldwork Project(以下GFP)の振り返り研修が行われました。
 GFPは、9月1日~9月15日、主に低回生を対象とし、バンコク(タイ王国)、ハノイ、ホーチミン(ベトナム社会主義共和国)、シェムリアップ(カンボジア王国)、ペナン(マレーシア)の計5箇所で実施、総勢164人の学生がチームごとに研究テーマを設定し、派遣先の都市で約1週間のフィールドワークを行う体験型留学プロジェクトです。
 この振り返り研修の目的は、海外でのフィールドワークの経験を内省、言語化し、振り返ることで、今後の目標を設定することにあります。

フィールドワークの成果をかたちに~フィールドワーク最終成果報告会を実施

 参加学生は、各派遣先のフィールドワーク成果報告会で受けた講評などを参考に、最終成果報告会に臨みました。報告に際しては異なる派遣先のチームのフィールドワークの様子ならびに成果が共有され参加学生は真剣に耳を傾け、質疑応答が行われました。

「経験した」だけでは終わらない~GFPの経験を今後に活かす

 留学前と留学後でどのような意識の変化があったのかを振り返った結果、多くの学生が意識の変化があったと回答しました。意識の変化としては、語学力の向上を痛切に感じていたとの回答が多く、「バディとたくさんのことを語りあいたかったが、英語でそれをうまく伝えられなかった。もっと語学力を高める必要性を痛感した」、「バディの英語力の高さを見て、語学力を向上させなければならない」などの回答が見られました。また、問題意識を持ち、それを考え抜き、自分の意見として伝えられる力の重要性を感じた学生が多く、「自分自身で問題を発見し、解決する方法を考えられる」、「自分の意見を持ち、相手に伝えることができる」、「相手の文化を理解し、多角的視野を持ち、多様な考え方ができる人間になりたい」など、今後の学生生活の在り方についても大いに刺激をうけたようでした。
 最後に、学生たちは今後の目標として、長期留学などの留学プログラムへの挑戦、語学力や異文化理解の向上などを掲げ、それを実現するために「バディと引き続き連絡を取り合う」、「学内の国際交流コモンズBeyond Borders Plaza*を活用する」、「海外へ行って、多様な文化を自分の目で見て、視野を広げる」などのアクションプランを設定しました。

* Beyond Borders Plazaは、様々なBorderを超えて繋がりを生み出し、共に学ぶ、国際交流や言語学習をコンセプトにした空間です。授業外の時間帯に学生が利用できるスペースを提供し、自由な空間で仲間とともにグローバルな素養を高める中で、「多文化協働」できる人材を世界に輩出することを目指します。

GFP統括の山中司教授による2019年度GFPの総括と今後の展開

山中司教授
山中司教授

 GFPは、全ての学生の皆さんにとっての「グローバル」の入り口として開発しました。本プログラムはやる気さえあれば誰でも参加できます。しかし、それはコースの中身やコンセプトが「簡単である」、「浅い」ことを決して意味しません。初めて海外渡航した学生、次の交換留学が決まっている学生など、全ての参加学生にとって、新たな気づきや発見があったはずです。そしてそれらは、各々の今後の人生の展開において、確実にプラスのモチベーションになっているはずです。
 たかが1週間ですが、されど1週間です。GFPの真の目的は、英語力の向上でもなければ、技法としてのフィールドワークを学ぶことでもありません。一人一人の参加者が、熱気あふれる東南アジアの真っ只中に身を置き、自由な発想で世界を感じ、自分自身を振り返ってみることです。
 来年度のGFPはさらにコース、人数を拡大し、より多くの学生の皆さんに参加してもらえるよう門戸を広げます。是非、一人でも多くの学生にGFPを経験してもらえたらと思っています。

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