シンポジウム「理系女性研究者の裾野拡大と風土づくり」開催
11月21日(木)、大阪いばらきキャンパスで、2019年度全国ダイバーシティネットワーク組織近畿ブロックシンポジウム「理系女性研究者の裾野拡大と風土づくり」を開催しました。
本シンポジウムは、理系女性研究者を取り巻く研究環境整備や研究力向上に関するさまざまな事例を紹介し、性別や年齢、国籍などあらゆる属性に関係なく、誰もが自らの力を最大限発揮できる環境づくりの推進を目的として行われ、大学関係者ら約120人が参加しました。理系女性研究者の人材育成、女性の活躍に向けたさまざまな施策や論点をテーマとした講演が行われました。
シンポジウムでは「高等教育機関における女性活躍推進-教育・研究機関が果たす役割―」をテーマに、立命館アジア太平洋大学(APU)の出口治明学長による基調講演のほか、初等中等教育現場における理系女性研究者の育成に向けた取り組みやSTEAM教育と絡めた事例などが紹介されました。
冒頭、仲谷善雄学長は「数多くの機関の課題である女性リーダーの採用、登用は、次世代を担う理系女性人材の裾野拡大なくしては実現が困難だと考えている。理系女性人材の裾野拡大を目的としたシンポジウムを開催し、関係者が一堂に介することは大変意義のあることである」とあいさつしました。
基調講演で、出口APU学長は、教育・研究機関として学生に対して果たす役割について触れ、「教職員がリスクを取って挑戦していく必要があります。学生にとって鏡の存在だと自覚して、自らがロールモデルになってください」と述べました。