「エコプロ2019」に出展~SDGsへの取り組み、研究の最前線を発信~

2020.01.10 TOPICS

「エコプロ2019」に出展~SDGsへの取り組み、研究の最前線を発信~

 12月5日(木)~7日(土)、東京ビッグサイトでアジアを代表する環境の総合展示会「エコプロ2019」(以下、エコプロ)が開催されました。
 今回、学園創立120周年事業の一環で、「SDGsの推進」および学園の「知の見える化」を多くの方に知っていただく機会として、初めて大規模な出展を行いました。
 小中学生にも知的好奇心や社会問題に興味・関心を拡げてもらえるよう、研究活動報「RADIANT」を活用し、100を超える研究を紹介しました。
 エコプロには15万人を越える人が来場し、3日間を通して、子どもから大人まで様々な方にSDGsへの取り組み、研究の最前線をご覧いただきました。

 本学のブースは、以下6つの内容で構成しました。

1. ワークショップ「大学研究者と未来を探求してみよう」
 会期3日間、30分ごとに、大学研究者や大学生・高校生が、小中学生を招いて30のワークショップを開催しました。 研究者や学生は、自ら取り組む研究の最前線や今後の課題を披露、参加者からは積極的なアイディアや率直な質問が寄せられました。終了後、「知らない世界があった」、「家に帰ってからも考えてみたい」といった感想が寄せられました。

2. 研究紹介「100を超える研究をのぞいてみよう」
 本学の各研究者の研究内容を、子どもにも分かるように言語化しました。またSDGsのゴールとの関係を明確化しました。会場には、100を超える研究についてポスターを掲示するとともに、タブレットからWebサイト記事を読めるよう、ブース内随所にタブレットを設置しました。長時間読み込み、一生懸命メモをとる子どもたちの姿が見られました。

3. 特別展示「研究にもっと触れてみよう、体験してみよう」
 実際に研究成果や研究の最前線に触れてもらう機会も設けました。水が消える実験、特定の場所でしか聞こえないスピーカー、食のタブーを乗り越える工夫のほか、環境負荷の小さい空調に向けて実験を重ねている空気砲や、介護のイメージを一新するDJ車椅子なども展示しました。多くの来場者に楽しみながら、研究に触れていただきました。

4. 立命館とエコプロ来場者とで未来を描こう「20年後も残したいもの」「20年後に無くなってほしいもの」
 SDGsを推進するうえで重要なのは、一人ひとりの意識とアクションです。「持続可能な社会の実現」「誰ひとり取り残さない社会」のために何をしていくべきなのかについて、学園の学生・生徒のほか、研究者、エコプロ来場者一人ひとりに、「20年後も残したいもの」「20年後に無くなってほしいもの」を問いかけました。

5. 映像を通じて紹介する立命館の挑戦
 本学の研究者、学生・生徒による自由な挑戦を象徴する動画を、映像学部の学生が制作しました。会期中、本学のブースにおいて放映しました。

6. 新しい学び、自然にコミュニケーションが生まれる空間設計
 出展ブースの設計は、理工学部建築都市デザイン学科の学生が担当しました。 立命館と来場者のコミュニケーションが自然に生まれ、一緒に学び合うことができる新しい空間を作りました。出展ブースの形態そのものも、立命館の研究成果のひとつとして展示しました。

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