理工学部の「まちづくり演習」で提案された野路町(滋賀県草津市)活性化プロジェクトに関連して、このたび地域の方々が集う交流スペース「のじのじカフェきらく」が2月にオープンしました。
 「まちづくり演習」は都市システム工学科の専門科目であり、まちづくりにおける問題解決を行うための考え方と方法について学ぶ演習です。演習内容は、4つの分野に分かれており、その1つである都市計画分野では、私たちが生活している実際の都市を調査し、まちの問題点を把握し、その問題に対して実現可能な解決方法を提案するものです。

 「のじのじカフェきらく」は、2018年度開講の「まちづくり演習」で、びわこ・くさつキャンパス近隣の野路町の活性化をテーマに学生らが地域住民へのヒアリング調査等を踏まえ、アイデアから実現に至ったものです。野路町で空きスペースとなっていた新宮会館をどのように有効活用するのか、また、野路町にも高齢者が増加する中で地域での居場所づくりが課題ではないかと認識し、学生らがディスカッションを重ねる中で、誰もがいつでも話ができる空間となりえる「カフェ」という形を提案することになりました。毎週月曜・木曜にオープンし、都市計画研究室の学生と地域の方がスタッフとして運営しており、1日40人程度が利用されています。
 カフェを運営する理工学部都市システム工学科4回生の酒井智弘さん(都市計画研究室所属)は、カフェの立ち上げに関わり、「カフェ付近には中学・高校、そして立命館大学が立地しているので、地域の方々含め多世代が集まるスペースになれば」と期待を込めました。

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