会場の様子

2016.02.29 TOPICS

21世紀の世界の抱える課題を解決する
立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)研究拠点成果報告シンポジウム「グローバル社会における特色ある研究拠点の創成を目指して」を開催

 2月18日(木)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO) 研究拠点成果報告シンポジウム「グローバル社会における特色ある研究拠点の創成を目指して」を開催しました。

 R-GIROは、2008年の設立以来、「21世紀の持続可能で豊かな社会の構築」に向けて、自然科学と人文社会科学を総合した研究活動を展開し、その成果をアジアはもとより広く世界に発信してきました。今回のシンポジウムは、R-GIROが2012年度後期から3年間取り組んできた異分野融合による4つの研究拠点(「エネルギー」「先端医療」「人・生き方」「食料」)から5つのプロジェクトの活動概要の紹介や分科会形式による研究成果報告を中心に開催されました。

基調講演で語る井水氏
基調講演で語る井水氏

 シンポジウムの冒頭では村上正紀・R-GIRO機構長代理が開会挨拶を述べ、引き続き行われた第一部では、始めに「新・産業革命~インダストリー4.0やロボットにみるモノづくりの新時代」と題して、株式会社日刊工業新聞社 代表取締役の井水治博氏による基調講演が行われました。基調講演で井水氏は、ドイツが国家戦略として世界に向けて提唱している「インダストリー4.0」等の事例を紹介。通信ネットワークを介して工場内外のあらゆるモノを連携させ、スマートな工場を構築することで劇的に生産性を向上させる「インダストリー4.0」の規格を巡るドイツ、日本、アメリカなどの国の標準化競争について言及しました。そこで、日本の技術力であれば世界標準として採用される可能性が十分にあることに加え、「モノづくりを一種のサービス業、すなわち『コトづくり』ととらえ、需要を創造していくことが重要である」と語り、これまで日本の製造業に欠けていた「コトづくり」の視点を導入していく必要性を述べました。

各研究拠点の拠点リーダーから行われた活動概要説明
各研究拠点の拠点リーダーから行われた活動概要説明
分科会形式で行われた第2部
分科会形式で行われた第2部

 続いて2012年度採択 拠点形成型R-GIRO研究プログラムの活動概要が各研究拠点の拠点リーダーから説明され、第2部は分科会形式で最終成果報告会を実施、第1部で紹介しきれなかった研究内容や事例紹介、若手研究者の研究発表、招待講演などが行われ、各会場には多くの参加者が集まりました。シンポジウム全体で254名の参加者が訪れ、第1部では立ち見が出るほどの盛況となりました。

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