7月10日(金)、立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)にて、第1回地域連携研究会をオンライン形式で実施しました。地域連携研究会は、本学と地域コミュニティとの繋がりや、自治体・企業等との地域連携事業および共同研究を、これまで以上に推進・高度化することを目的として立ち上げられました。第1回目のゲストには福岡洋一・茨木市市長をお招きして講演および意見交換会を行ない、本学の教職員・学生を中心に、会場とオンライン参加併せて約60名が参加しました。会場は3密対策をとったうえで実施しました。

 開催に先立ち、森道哉・OIC地域連携室長(政策科学部 教授)から、「自分を含めてOICの教職員・学生(約7,000名)が、茨木のことをどれぐらい知っているだろうか、知ろうとしているだろうか」との課題意識の共有があり、この研究会が「コロナ禍のなかでの大学の地域連携のあり方」を考えることや、「自治体との連携創出の場」に繋がることへの期待が述べられました。

福岡 洋一・茨木市長
福岡 洋一・茨木市長
森 道哉・OIC地域連携室長
森 道哉・OIC地域連携室長



 また、福岡茨木市長の講演では、参加学生に対して「学生にとって未来の豊かさ、幸せとは何か」、また教職員に対しては「大学の地域貢献が問われている現代において、立命館大学が果たすべき役割・使命とは何か」等の、社会・地域連携の足腰を鍛える問題提起があり、また合わせて、市長2期目における茨木市のまちづくり6本柱(中学校全員給食、救急病院の誘致、駅前の再整備、安威川ダム周辺整備、待機児童ゼロ維持、新しい市民会館建設)への想い等も熱く語られました。

 それを受けた意見交換会では、教員からは学生自身が授業を通して地域に出ていくことで、問題や課題を自分自身で考え、気付くことの大切さについて、また職員からは学生の成長・学びに貢献すると共に職員自身が一緒に成長する姿勢の重要性について話がありました。 福岡茨木市長と参加者の間で活発なディスカッションが行われ、本学の教職員・学生にとって大変有意義な機会となりました。

意見交換会の様子①
意見交換会の様子①
意見交換会の様子②
意見交換会の様子②


 今回の取組みは、OICでWithコロナ時代の「大学と自治体の新たな連携の在り方」を模索する試みの第一歩と位置づけられます。地域連携研究会では、コロナ禍を踏まえた教員による研究活動の推進や、学生の学びと成長の機会をオンライン環境にて提供する等の取り組みを積極的に推進して参ります。



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