報告会での発表の様子

言語教育企画課でのOJTの様子
講義の様子

 2月17日(火)から2月26日(金)にかけて、「マレーシア日本国際工科院 (略称MJIIT: Malaysia-Japan International Institute of Technology(以下MJIIT))」の若手職員11名が、立命館大学において約2週間の研修を行いました。

 MJIITはマレーシアに新たな日本型工学教育を確立することを目的に、マレーシア政府および日本政府の共同事業として2011年9月にマレーシア工科大学(UTM)クアラルンプールキャンパス内に設立されました。MJIITは共同研究、ダブルディグリープログラム、学生交流、教員派遣などを通して日本の大学コンソーシアム(Japanese University Consortium:JUC)と協力して教育研究を行っています。立命館大学もコンソーシアムの一大学として、協力を行っています。

 昨年に続き3度目の実施となる本研修では、立命館大学の教職員による講義や立命館大学の各職場での2日半の実務研修などを通じて、日本の高等教育や立命館大学の教育・研究及び多岐にわたる学生支援などへの理解を深めました。また、立命館大学に留学中のマレーシア人学生2名を交え、清水寺訪問や茶道体験などの日本文化への理解を深めるためのフィールドワークも行いました。

 最終日に行われた報告会では、研修中に作成したMJIITでの担当業務に関する課題解決のためのアクション・プラン(行動計画)の発表を行いました。出席した駒見一善・国際連携室副室長(国際教育推進機構准教授)やMJIIT側スタッフらにより、課題分析や提案に対する評価のほか、帰国後のアクション・プラン実施に向けて激励のコメントが送られました。

MJIITの職場で抱えている様々な課題解決へのヒントを得る

立命館大学職員との座談会の様子
清水寺にて
茶道体験の様子

 研修生は、これらの研修により、専門知識のみならず、日本人の仕事に対する姿勢やチームで協働することの大切さ、日本人の職業倫理など、MJIITでの課題解決に役立つエッセンスを学び、MJIITのさらなる発展への意欲と期待を胸に帰路に就きました。

 外国政府との2国間設立大学・インスティチュート先からの受け入れを行うこれらの研修では、研修生のみならず、立命館大学の職員にとっても、他国の大学の現状や課題について意見交換を行うなど有意義な学びの機会であり、双方の組織のさらなる発展を生み出す取組みとなっています。

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