2020.12.23 NEWS

立命館大学の2021年度の授業実施方法について

教学部長 森岡 真史

誰一人取り残さない、充実した学びを保障します

 新型コロナウイルス感染拡大の状況が続き、学生・大学院生の皆さんの学習・研究や大学生活に大きな影響を及ぼしていることは憂慮にたえません。
 立命館大学は、このような状況の中で、大学生・大学院生の皆さんにどのような教育研究環境を提供すべきかを検討してきました。検討にあたっては、対面で学生同士や学生と教職員が交流し、キャンパス内の施設を利用しながら学習・研究や各種の活動を行うことの大切さを改めて確認し、キャンパス内での活動と感染拡大防止と両立させることに力点を置きました。同時に、様々な事情により、キャンパスへの通学が困難な事情をもつ皆さんもそれぞれの状況に応じて授業に参加できる条件を維持することが必要と考えました。
 2021年度には、以上の観点から、学生・大学院生の皆さんが置かれている多様な状況を引き続き考慮しながら、誰一人取り残さない、充実した学びを提供します。

対面での授業を増やします

 2021年度は、キャンパス内で対面授業を受講する機会を増やします。対面とWEBを組み合わせて実施する授業においても、可能な限り対面授業の回数を増やすことを目指します。

シラバスで授業の実施方法を発信します

 対面授業やWEB授業など、各科目の授業実施形態はシラバスに記載し公開します。また、対面とWEBを組み合わせた実施形態の場合は、対面での実施予定回数もあわせて掲載します。さらに、感染状況が悪化した場合を想定し、授業形態や成績評価方法を変更する場合は、その変更内容も記載します。
 シラバスは2021年3月5日(金)に公開予定です。

2021年度はできる限りキャンパスの利用を継続します

 仮に感染状況が悪化し、キャンパスへの入構を制限しなければならない状況になっても、感染防止対策を徹底した上で、キャンパス内の情報環境や印刷設備、自習等での空き教室の利用を認めます。また、キャンパス内の食堂やコンビニといった施設もできる限りサービスを提供できるように、関係機関と連携し対応します。

教室内での感染防止対策の徹底

 教室内では、文部科学省の衛生管理マニュアルに基づき、身体的距離を1m程度確保できる座席配置とします。特に、すべての小教室で、身体的距離が確保しやすい個人机を整備します。
 また、窓の開閉による換気や、機械設備による自動換気を徹底することとし、順次、必要な施設改修を行います。

多様な状況の学生に配慮した授業を運営します

 健康面の不安や家族等への感染の懸念など、様々な事情により対面授業に参加できない場合は、授業のライブ配信や講義動画のストリーミング配信など、キャンパス外からも授業に参加できるように配慮します。具体的な配慮方法については、授業を担当する教員と相談しながら決定することとなりますので、まずは、授業担当教員まで申し出てください。

キャンパス内の情報環境を向上します

 キャンパス内で安定的に無線LAN接続ができるように、アクセスポイントの増強を行います。また、自習環境での電源増設も行います。 さらに、キャンパス外や自宅等でもWEB授業を受講できるように、本学独自の安価な通信契約の提供を行います。

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