EDGE+Rプログラム

 3/29(火)BKCローム記念館大会議室において、2015年度EDGE+Rプログラム最終報告会&対談「イノベーションの起こしかた」を開催しました。

 文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業として採択され、2014年度からスタートしたEDGE+Rプログラム(立命館イノベーション・アーキテクト養成プログラム)は、学内外の分野を横断した多様な受講生で「チーム」を作り、事業創造を目指すPBLを中心に、学外講師によるセミナー、海外研修などからなる正課外プログラムです。
 新たな価値創造(イノベーション創出)の面白さを体感する中で、課題を創造・実行・達成するために必要なマインドとスキルを実践的に身に付けることを目指しています。

「価値観が変わる」体験

チーム活動報告
対談者:右から、岩佐社長 徐剛教授 EDGE第1期生

 1年間の成果報告の場である本報告会では、 プログラム総活責任者の建山和由教授(学校法人立命館常務理事/理工学部教授)による開会挨拶の後、まず本学理工学研究科修了生でもある株式会社Cerevo代表取締役岩佐琢磨氏、徐剛情報理工学部教授/株式会社三次元メディア取締役・代表執行役社長による対談「イノベーションの起こしかた」が行なわれました。
 EDGE第1期生2名が対談ファシリテーターとして登場し、岩佐社長、徐教授に、起業の背景、苦労した点、ヒト・モノ・カネについて、学生起業についてどう思うか、といった質問をなげかけました。岩佐社長はチャレンジすることの大切さ、徐教授はビジョンを持つことの大切さなどについて語りました。
 続いて、2015年度EDGE+Rの3チームによる活動報告が行なわれ、関連企業からのお招きした講評者3名より活動成果へのコメント、評価を頂きました。

 講評者からは、

「非常にビジネスモデルが練られている。さらに発展させることができれば、ビジネスとして十分勝負できる」
「驚きの発想がみられて非常に面白い」
「運営コストについてもう少し踏み込んで言及するとアイデアがより具体化するのでは」

といったコメントが出ていました。

 1年の活動を終えた受講生たちからは、

「多様な属性を持ったチームでの長期間の活動は非常に刺激的だった」
「各業界で活躍するビジネスマンから直接話を伺えたことはモチベーション向上に繋がったと感じた」
「イノベーションの定義は色々あるが、今までは0→1こそがイノベーションだと考えていた。しかし活動を通して、異質なものの結合もイノベーションだというのが新たな気づきだった」
「このプログラムに入っていなければおそらく出会うことはなかった人と出会い、自分の中で『こんな考え方があるのか』という気付きが多く得られたことで、自分の中の多様な事柄に対する価値観が変化した」

といった声が聞かれました。

 EDGE+Rプログラムでは、2016年度前期プログラムの受講生募集は終了しましたが、現在、後期プログラムの受講生の募集を予定しています。
 プログラムでスキルとマインドを見につけたイノベーション・アーキテクト達が、将来さまざまな「場」においてイノベーションを起こり得る「創造的チーム」を生み出し、そのスキルとマインドが人から人へ広がっていく「増殖型イノベーション・エコシステム」構築を目指します。

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