第1回 大学の国際化促進フォーラムシンポジウムを開催

 9月28日、第1回 大学の国際化促進フォーラムシンポジウムが開催されました。

 このシンポジウムは、国際化を牽引する大学群の多様な実績の横展開・連携を強化する環境を整備し、ニューノーマルに向けた高等教育の更なる国際通用性・競争力の強化を目指す「大学の国際化促進フォーラム」の発足を記念し開催され、140以上の大学・高等専門学校・機関・企業から400名を超える方々がオンラインで参加されました。

 このフォーラムではオールジャパンで日本の大学の国際化を促進するフォーラムとなるよう、SGU採択校を中心とした18大学が幹事校として19プロジェクトを牽引し、100を超える会員校・団体を含めて参画を希望する大学間において具体的な横展開・連携が行われます。

 シンポジウムは、本学の山下 範久常務理事(企画担当)が司会を担いました。開会にあたり、フォーラムの代表幹事校の東北大学 山口 昌弘副学長(教育改革・国際戦略)は、フォーラムの目的を達成するためには会員校の積極的なプロジェクトへの参画が不可欠であることを述べられ、フォーラムの取組が、国際通用性、競争力のある日本の高等教育に大きな役割を果たすことを期待する旨、挨拶しました。

 続いて、⽂部科学省 増⼦ 宏⾼等教育局⻑は、コロナ禍により国際教育をとりまく環境が大きく変化している中、これまでの多様な実績を踏まえ、強みをのばし弱みを補いあえる環境をより一層整え、オールジャパンでポストコロナを見据えた高等教育のさらなる国際化の向上を測ることが不可欠であると述べられ、フォーラムの活動によって日本の高等教育が国際社会の中でより新しい輝きを放つことに大きな期待をしていると述べました。

 その後、京都大学 飯吉 透高等教育研究開発推進センター長による基調講演では「ニューノーマルにおける高等教育のグローバル戦略を展望する~ICT を活用した教育・交流の可能性と課題 ~」というテーマで、高等教育におけるグローバル戦略や海外におけるICT活用の事例が紹介されました。その上で、国際通用性のある高等教育に向けて、オンライン・オフラインのベストミックスを含んだ全体の教育の質をどう保証していくかという発想のもとでICTを取り入れて推進していくことが大事であると述べました。

 その後、18の幹事校より、それぞれが運営するプロジェクトの紹介がなされ、また、フォーラムの今後の活動予定などについて報告された後、最後に副代表幹事校の筑波大学 池田 潤副学長より、フォーラムが取り組むべきさまざまな課題が具体化されたこと、またこのフォーラムを起点としてこれらのプロジェクトを広く横展開していきたいと挨拶し、閉会しました。

 ※立命館大学は、同日に開催された同フォーラム総会において、大学の国際化促進フォーラム事務局幹事校に選定され、またフォーラムを形成する19プロジェクトのひとつである「学士課程におけるジョイント・ディグリー・プログラム等の国際連携による学位プログラムの質向上と高大連携の促進」の幹事大学としても選定されています。

司会を務めた山下常務理事
司会を務めた山下常務理事
飯吉 透 京都大学高等教育研究開発推進センター長による基調講演
飯吉 透 京都大学高等教育研究開発推進センター長による基調講演

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