立命館大学NEXTフェローシップ・プログラム

 2022年1月13日(木)、びわこ・くさつキャンパスにて、立命館大学NEXTフェローシップ・プログラム生(大学院博士課程後期課程1回生)10人が、PBL*「SDGs課題の解決策を考える」を通して検討してきたSDGs達成のためのプランを、立命館守山高校3年生に対して発表しました。

 本PBLの目的は、専門性の異なる大学院生が1つのSDGs課題に協働で取り組むことを通して、研究における学際的な視点、社会実装力を磨き、さらにはリーダーシップや主体性、分かりやすく伝える力を獲得することです。

 3か月間にわたる本PBLでは、大学院生10人が3つのグループに分かれて1つのSDGs課題を選択し、研究分野を越えて知見や成果を掛け合わせながら、検討を進めてきました。各グループは、「企業づくりに必要なこと」「AIと医療・健康」「理想の街づくり」をテーマに、高校生にも分かりやすい発表を行いました。大学院生の発表を聞いた生徒たちは、「最先端の研究がどのように社会課題に結びついているか」や「複数の研究を組み合わせることにより新たな視点が生まれること」を学びました。

 発表後の質疑応答では、各グループの発表に係る研究や、大学・大学院での研究生活など、多岐にわたる質問が寄せられていました。

 参加した生徒からは、「社会課題の解決において、様々な視点からアプローチする重要性を感じた。大学進学後は、興味・視野を広く持ち、さまざまな分野の知見を吸収していきたい」などの感想が聞かれました。

 大学院生は「異分野の研究に触れることで視野が広がった。今後の研究に生かしていきたい」、「社会課題を踏まえ、自分の研究成果をどのように社会に還元するかという視点を改めて大切にしたいと思った」など、今後の抱負を語りました。

*PBL(Project Based Learning;課題解決型学習) 自ら課題を見つけ、その課題を解決するまでの過程でさまざまな知識を得ていく学習方法

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