自分をみつめ、“リーダー”について考える~立命館ネクスト・リーダープログラムを実施~

2022.04.04 TOPICS

自分をみつめ、“リーダー”について考える~立命館ネクスト・リーダープログラムを実施~

 立命館大学や立命館アジア太平洋大学(APU)への進学を控えた附属高校(立命館高校・立命館宇治高校・立命館慶祥高校・立命館守山高校)の3年生を対象に、大学入学後のリーダー育成を図る「立命館ネクスト・リーダープログラム(NLP)」を実施しています。
 本プログラムは、数日間のワーク・アクティビティを通して「リーダーに必要なことは何か」について学び、大学入学後のリーダー育成を図ることを目的に2008年度より始めました。参加者は事前学習、合宿等を通して学びを深め、最終日の成果発表会では自らの言葉で「リーダー」を定義し、発表します。

 2022年3月10日(木)、2021年度の成果発表会が行われました。
 今年度のテーマは「ジブンイロ~新しい自分に出逢おう~」。「自分を知り、向き合うこと」そして「今を見つめ、未来を考える」という目的で実施。立命館大学、APUに進学予定の各附属高校3年生の15人が参加し、昨年度、NLPに参加した大学1回生9人が今年度は大学生メンターとして企画・運営までを行いました。参加した生徒たちは、大学生メンターとの対話を通して各種ワークショップ、ディスカッション、プレゼンテーションに取り組み、自分自身と向き合うことに努めました(今年度はコロナ禍により高校生はオンラインで参加)。
 成果発表会では、プログラムを通して生徒たちそれぞれが見出した「リーダー」の定義を発表し、自分自身の理解を深めたことで得た学びや、これからの目標を語りました。

一貫教育部・副部長 坂 一平教諭のコメント

 NLPには各校から推薦されたリーダー層の生徒が集まりますが、多様な個性で意欲的な生徒たちが互いのリーダー像や自身の過去・未来について徹底的に語り合うわけですから、その成長には目を見張るものがあります。今年は昨年そのような体験をした先輩たちがメンターとなって支えてくれたおかげで、生徒たちはより幅広い視点で深く自分の内面を掘り起こし、日に日に自信を持って「ジブンイロ」を語れるようになっていきました。
 また、学生メンターの成長にも驚かされました。「後輩たちに思い出に残る体験を」と企画から運営までをすべて自分たちでこなし、生徒の心に寄り添う姿は、もはや学校の教師にも真似できないほどの高クオリティ。学部横断でこのような「価値」を生み出せるチームワークこそ、他ならぬ総合学園立命館一貫教育ならではの真骨頂ではないでしょうか。

NLP参加者 清水優香さん(立命館高校3年生・文学部進学)のコメント

私は先生に勧められてNLPに参加したのですが、大学入学前の時間を有意義に過ごすことができました。リーダーとは何かを議論し、多様な考えに触れました。そして自分が目指すリーダー像を色と言葉で表し、自分を見つめ直すことができました。他の附属校生徒や大学の先輩方とも交流でき、自分自身成長できた貴重な時間でした。

NLP参加者 廣瀬充功さん(立命館慶祥高校3年生・情報理工学部進学)のコメント

 リーダーに求められる要素や自分自身の在り方を考える貴重な経験になりました。普段の高校の授業では教わらないことを、このNLPでは学ぶことができたと思います。また、大学に進学する前に他の附属校生徒や大学の先輩方と関わりを持つことができたのも、NLPならではの特徴です。とても濃密な時間を過ごせました。

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大学生メンター 全体統括 藤枝樹亜さん(経営学部1回生)・畠麻理奈さん(国際関係学部1回生)のコメント

 昨年度参加した時は、まさか9人で高校生のメンターをするなんて想像がつきませんでした。それぞれの個性が輝いた昨年度の発表の後、大学生活が始まった夏から9人で走り抜きました。全員が1回生であることやコロナ禍で沢山悩み、50を超えるミーティングを重ねた末に完成したNLPでした。多様な背景を持ったメンバーだからこそぶつかる場面もありましたが、私たちにしかできない形で、勇気を出して参加してくれた高校生に最高のプログラムを提供できたと思います。何にも変え難いほど固い絆がメンター9人には芽生え、生涯忘れることのない仲間になりました。統括の私たち2人のことを最後まで支えてくれた7人、見守ってくださった先生方には心から感謝しています。この素晴らしいプログラムが輝き続けますように。

※所属・学年は、発表会開催時の情報を表示しています。

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