京都市交通局と映像学部の連携

 立命館大学映像学部の学生が、映像制作の正課授業「社会連携プログラム」にて、京都市交通局と連携し、市バス・地下鉄のPR映像を制作しました。PR映像は、9月12日(月)から、地下鉄烏丸線四条駅(北改札口)および京都駅コトチカ広場(中央1改札口北側)のデジタルサイネージに掲出されています。

 「社会連携プログラム」は、企業や学外機関と連携して、具体的な目標や目的の達成を目指すコンテンツの共同開発、共同研究を行う実践型科目です。京都市交通局との連携プログラムは、2017年4月に開始し、今年で6年目になります。同プログラムでは、学生たちが15回の授業を通じて、市バス・地下鉄の PR 映像の制作に関する企画立案から映像制作、社会発信まで一貫して取り組みました。

 京都市の公営交通は、明治45年6月11日の市電の運行開始以来、今年で110周年を迎えました。そこで、110周年記念のキャッチフレーズである「110周年に感謝をこめて、これからも。」を映像作品のテーマとして、各作品30秒間で公営交通の歴史や、利用者の方々への感謝の気持ちなどを表現しました。

1. 放映開始日

令和4年9月12日(月)以降順次

2. 放映場所

(1)地下鉄烏丸線四条駅および京都駅のデジタルサイネージ※
  ※ 四条駅は北改札口、京都駅はコトチカ広場(中央1改札口の北側)に設置しています。
(2)京都市交通局公式「YouTube」
  URL: https://www.youtube.com/channel/UCWWJc2s88DRmg25lyK8JyHw

3. 映像作品

中嶋翔太さん(4回生)・藤森俊哉さん(4回生)の作品(共作)

制作者コメント
 京都市の公営交通110年の歴史を年表で表現し、過去から現在にかけてのつながりを意識して制作しました。映像の最後に出てくる「110 周年」のロゴは、少しでも動画を見てもらえるようにシンプルかつ動きを持たせた作りにしています。

氏家萌々菜さん(3回生)の作品

制作者コメント
 「ともに歩む」をコンセプトに、デジタルサイネージの前を歩いている通行人と映像内のキャストがほぼ等身大になるように制作しました。これからもお客様に寄り添っていくという交通局の未来への決意を表現するため、親しみやすい印象を与えるような演技で注目を集めるよう工夫しました。

大賀柊也さん(3回生)の作品

制作者コメント
 前半は、公営交通110年の歴史の長さをうどんの麺で比喩的に表現することで、見た人に興味・共感をしてもらえるよう表現しました。後半は、子どものお客様と市バス運転士が触れ合う様子を映し出すことにより、感謝の気持ちが伝わるよう制作しました。

渡辺尊さん(3 回生)の作品

制作者コメント
 110 周年の記念ロゴを人の足と市バスのタイヤで体現しました。また、市バスが昭和・平成・令和と、長い間人々の生活を支えてきたことをアニメーションで表現しています。デジタルサイネージでの効果的な表現方法である、シンプルなロゴアニメーションを採用しました。

野田郁弥さん(2回生)の作品

制作者コメント
 伏見稲荷大社の過去と現在の変化を示すことで、110年という歴史の長さを体現しました。また、SNSをモチーフに、「足を運ばないで見られる画像」から「足を運ばないと撮れない動画」に画面を移すことで、市バス・地下鉄を利用して京都の歴史的な建造物を訪れてほしいという思いを表現しています。

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