2022年12月3日(土)、日本基礎心理学会が主催する「第14回錯視・錯聴コンテスト」の授賞式が行われ、竹島遥貴さん(総合心理学部3回生)が入賞を果たしました。

 本コンテストは、2009年から日本基礎心理学会の特別企画として開催されている日本初の錯視コンテストです。応募対象は、日本基礎心理学会の会員のほか、一般の方の作品も対象に含まれ、学術面と表現面の評価点の合計点数によって受賞作品が選定されます。

 今回、入賞した作品「太斜線の傾き歪み錯視」は、竹島さんが高橋康介ゼミで取り組んでいる錯視に関する研究のなかで発見しました。本作品で描かれている灰色の太い斜線は全て平行に描かれていますが、斜線が短くなるほど垂直に近く知覚されるという現象です。きわめてシンプルな図版にもかかわらず新規かつ強力な錯視であり、知覚心理学の進歩にも大きく貢献する可能性を持つ、学術的に優れた作品です。惜しくもグランプリは逃しましたが、授賞式でグランプリの次に紹介される2位相当という快挙を成し遂げました。

受賞作品「太斜線の傾き歪み錯視」

竹島遥貴さん(総合心理学部3回生)コメント

 この度、「第14回錯視・錯聴コンテスト」において入賞することができ、大変光栄です。私が所属する高橋康介ゼミでは、プログラミングで錯視を作る活動をしています。それを通して、どの要素が錯視に影響しているのかを調べていく面白さを知りました。今回の作品も、錯視の影響を調べる中で見つけた現象の一つです。錯視については、学問としても、自分の知識としても、まだまだ分からないことが多いので、これからも研究を続けていきたいです。

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