創発システム研究室生の論文が言語処理学会第29回年次大会において優秀賞含め複数受賞

創発システム研究室生の論文が言語処理学会第29回年次大会において優秀賞含め複数受賞

2023年3月13~17日に沖縄コンベンションセンターにて開催された、言語処理学会第29回年次大会(NLP2023)において、大山瑛さん(情報理工学部情報理工学科 4回生・創発システム研究室)が「若手奨励賞(対象406件中18件)」を、また山木良輔さん(情報理工学研究科 博士前期課程(M2)・創発システム研究室)が「優秀賞(対象579件中11件)」と「博報堂DYホールディングス賞」を受賞しました。

受賞コメント

大山 瑛さん(立命館大学情報理工学部情報理工学科 4回生・創発システム研究室)
■若手奨励賞:論文タイトル「実世界のマルチモーダル情報に基づく指示語を含んだ言語指示の外部照応解析」

学部4回生の一年間の成果を言語処理学会という場において評価していただいたことは大変光栄に思います。若手奨励賞を受賞した論文は、家庭環境におけるロボットがユーザの指示語を含んだ曖昧な指示から、指示語に該当する対象を特定する外部照応に取り組んだ論文になります。
本論文の共著者である谷口忠大先生(情報理工学部 教授)、萩原良信先生(総合科学技術研究機構 准教授)、谷口彰先生(情報理工学部 講師)、長谷川翔一さん(博士後期過程1回生)、中川光さん(博士前期過程1回生)の支援に心より感謝申し上げます。今後は、今回の研究で明らかになった研究課題に取り組み、人とロボットのより自然なインタラクションに向けて邁進したいと思います。


山木 良輔さん(立命館大学情報理工学研究科 博士前期課程(M2)・創発システム研究室)
■優秀賞:論文タイトル「構文解析と画像生成の統合による機能語の言語理解」
■博報堂DYホールディングス賞:論文タイトル「大規模言語モデルによる脚本データの解析: プロダクト・プレイスメント挿入箇所の探索と評価」

これまで少しづつ積み上げてきた研究の成果を学会において評価していただいたことを大変喜ばしく、また、光栄に思います。優秀賞を受賞した研究は構文解析と画像生成を統合することで自然言語における機能語の意味理解を目指したものであり、博報堂DYホールディングス賞を受賞した研究は大規模言語モデルによって映像作品の脚本を解析することでプロダクト・プレイスメントと呼ばれる広告手法の自動化を目指したものです。
各論文の共著者である谷口忠大先生(情報理工学部 教授)、持橋大地先生(統計数理研究所 准教授)、楢木悠士さん(早稲田大学)、長沼大樹さん(モントリオール大学、Mila)に心より感謝申し上げます。引き続き、各研究のさらなる高度化に邁進いたします。

関連情報

NEXT

2023.03.28 NEWS

アベリストウィス大学との研究協力覚書を締結

ページトップへ