2023年5月3日(水)〜7日(日)にかけて滋賀ダイハツアリーナで開催された「RoboCup Japan Open 2023」において以下の賞を受賞しました。

  • 立命館大学 創発システム研究室と大阪工業大学 コミュニケーションロボット研究室の合同チーム「OIT-RITS」が、「現場環境で獲得した知識に基づく大規模言語モデルを活用した行動計画」というタイトルでデモンストレーションを行い、@Home Domestic Standard Platform League Open Challengeにおいて2位となりました。
  • 同研究室の長谷川翔一さん(NEXTフェローシップ・プログラム二期生)、谷口彰 講師(情報理工学部)、萩原良信 准教授(総合科学技術研究機構)、エル ハフィ ロトフィ 准教授(総合科学技術研究機構) 谷口忠大 教授(情報理工学部) 共著の国際会議論文「S. Hasegawa, A. Taniguchi, Y. Hagiwara, L. El Hafi and T. Taniguchi, "Inferring Place-Object Relationships by Integrating Probabilistic Logic and Multimodal Spatial Concepts," 2023 IEEE/SICE International Symposium on System Integration (SII), Atlanta, GA, USA, 2023, pp. 1-8」が、ロボカップ研究賞を受賞しました。
  • 「ROS2とPythonで作って学ぶAIロボット入門」を著した萩原良信 准教授らが、教材の開発と付随する教育・アウトリーチ活動において多大な貢献をしたことが評価され日本ロボット学会賞を受賞しました。

※ デモンストレーションと国際会議論文は、立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)と国立研究開発法人科学技術振興機構 ムーンショット型研究開発事業「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の 実現」(石黒ムーンショット)の一部として研究開発を行ったものです。

※「ROS2とPythonで作って学ぶAIロボット入門」は、 出村公成 教授(金沢工業大学工学部)、萩原良信 准教授(立命館大学総合科学研究機構)、 升谷保博 教授(大阪電気通信大学総合情報学部)、タン ジェフリー トゥ チュアン 教授(Genovasi University College)の共著で講談社から出版されています。 日本ロボット学会賞においては、人材育成のための入門教材として受賞しました。

実演スペース
賞状

萩原良信 准教授のコメント

 大規模言語モデル(GPT)と生活支援ロボット(トヨタ自動車製HSR)による現場学習の知識を融合し、現場の状況に基づいて多様な言語指示からタスクを達成するデモンストレーションを実施しました。本競技会においては、博士後期課程2回生の長谷川翔一君がリーダシップを発揮し、強いチームワークで現地での生活支援タスクを成功させることが出来ました。研究開発には、本研究室の博士前期課程学生のみならず、学部生も貢献してくれました。今後は、ユーザとの言語コミュニケーションに基づいて柔軟に行動できる生活支援ロボットの研究開発を推進していきます。最後に、チームの活動をご支援下さった谷口忠大先生(本学 情報理工学部 教授),井上雄紀先生(大阪工業大学 教授)に心より感謝申し上げます。

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