大学教員を目指すために、シラバスの書き方、授業の方法、成績評価の方法など、知っておかなければならない事項がたくさんあります。大学教員を目指す大学院生や専門研究員を対象に、大学で教えるために必要な基礎的スキルを養成するセミナー「Preparing Future Faculty (2016年度大学教員準備セミナー)」のワークショップを、7月28日(木)・29日(金)の2日間にわたり、衣笠キャンパス究論館で開催しました。

 本セミナーは大学院キャリアパス推進室が主催する「大学院キャリアパス支援プログラム」の一つです。2011年度より6年連続開催しており、オンデマンド講義の受講、授業見学会、2日間のワークショップによりプログラムが構成されています。

 ワークショップは本学教育開発推進機構の土岐智賀子講師が担当し、シラバスと授業の到達目標の書き方、強制連結法による授業設計、模擬授業と相互評価、学習到達度評価(ルーブリック評価)を、講義、個人ワーク、グループワークを組み合わせて実践的に学びました。

 10分間ずつの模擬授業では、講師や受講生同士で良かった点や改善が望ましい点を指摘し合い、教員公募の際に行われる模擬授業の練習としても有益なものとなりました。さらに、模擬授業の様子は録画し、各受講生に配布しました。
 また、本セミナーの全プログラムを受講し一定の評価を得た受講生に対しては、セミナー修了証を授与しました。

 受講生からは
「構造化することの重要性を学ぶことができて、本当によかった」
「大学教員を目指そうとしている者にとって、大学教員像をイメージできるプログラムだった」

などの感想が寄せられました。

講義をする土岐講師
修了証を受け取って

関連情報

NEXT

2016.08.03 TOPICS

【+Rな人】多くの人に使ってもらえる便利なアプリをつくりたい~スマートフォンアプリ「うめちかナビ」を開発~

ページトップへ