2017.03.14 TOPICS

立命館大学イノベーション・アーキテクト養成プログラム 「2016年度EDGE+Rプログラム 最終報告会」開催

『2016年度EDGE+Rプログラム 最終報告会』

2月28日(火)にOICにて、「2016年度EDGE+Rプログラム 最終報告会」を開催しました。

 文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業として採択され、2014年度からスタートしたEDGE+Rプログラム(立命館イノベーション・アーキテクト養成プログラム)は、学内外の分野を横断した多様な受講生で「チーム」を作り、事業創造を目指すPBLを中心に、学外講師によるセミナー、海外研修などからなる正課外プログラムです。
 新たな価値創造(イノベーション創出)の面白さを体感する中で、課題を創造・実行・達成するために必要なマインドとスキルを実践的に身に付けることを目指しています。

イベント詳報
活動報告の様子
報告に対してコメントされる中辻氏

 2月28日(火)にOICにて、2016年度後期EDGE+Rプログラム最終報告会を開催しました。
 半年間の活動成果報告の場である本報告会では、プログラム総活責任者の建山和由教授(学校法人立命館常務理事/理工学部教授)による開会挨拶、2016年度の活動内容の紹介に続き、2016年度EDGE+R受講生4チームによるアイデア発表が行われ、関連企業からお招きした講評者3名より活動成果への講評を頂きました。

 講評者からは、各チームに、
「一方向ではなく双方向での発想を」、
「アイデアの具体化には、対象人数・時間・距離などから実際に即した試算も必要」、
「企業がやるとなると安全性が本当に保たれるのかという点はとても重要視されるのでなかなか難しい。アイデア実現にはまだ課題があるが、技術をもうすこし探していけば実現可能なのではないか。」
といったコメント、評価をいただきました。

 また今年度からは、学生の活動に対してご支援をいただいている一般財団法人中辻創智社代表理事である中辻憲夫氏(京都大学名誉教授)より、4チームのうち1チームにその活動や提案内容に対して「中辻賞」を授与頂きました。
 今年度は、社会に役立つ新しいシステムを考えている点、考え方に新しいところがあり、改良していけば実現する可能性を持つことが評価されたMimi-freeチームが選出されました。
 中辻氏からはプログラム・受講生に対して、「学部から大学院まで他分野で集まり、共同作業するというのは非常によい経験である。4チームともひとつのものをつくるというところがよかった。重要なのは、人に役立つこと、新しいことをみつけ、それをサステナブルに行っていける、できれば利益もでること。それを目指してこの大学生の段階から考えているのは非常によい。」とのコメントをいただきました。

 最後にプログラム副総括責任者の善本教授の閉会挨拶を持って、最終報告会は終了しました。

 これにて2016年度EDGE+Rプログラムは終了しました。

 活動を終えた受講生たちからは、様々な声が聞かれました。
 チーム活動については、
「普段交流できない他学部他学年の学生と積極的に意見を出し合うことで、新しい考え方やアイデアに触れることができ、新鮮で良い刺激を得られた。」
「何度も失敗して、チームでもうまくいかない時期があったからこそ気づきも大きかった。」
「どの様にしてメンバーのバラバラな視点からの意見をまとめていくか、自分の考えをしっかりと伝える方法等を学べたと思う。また、ブレイクスルーが起きた時の楽しさなども改めて知ることが出来た。」
「このプログラムは単位も出ないということで、本当にやる気のある個性豊かなメンバーが集まっていたと思う。」

 またEDGEプログラム全体を通じての学びについては、
「準備や調査は大変で、アイデアを形にすることの難しさを、身をもって体感した。」
「課題を見つけ、テーマを決定することはとても難しく、様々な視点から社会を見て、もっと知ることが重要だと感じた。」
「最初は何もないところからアイデア出しを始め、様々な試行錯誤を繰り返し、そこから最終的に一つの形に仕上げたということに今非常に大きな充実感を感じている。」
「正課では学べない、チームとしての活動、何かを成し遂げるという体験、イノベーションとは何か、どういう人材が社会で求められているかなどが学べたと思う。」
「簡単に社会にイノベーションは起きない。それは、正しいと思う。しかし、一生懸命に取り組み・努力した人しか起こせないものだとも感じた。」
「EDGEプログラムを受ける前と後では、圧倒的に世界の見え方が変わった。様々な分野に生きる人の視点や考え方を知ることによって、より世界が広く深く見えるようになった。」
「最初から『できないかも』と考えるのではなく、『何が課題』で『何が足りていない』のかを考えられるようになり、挑戦してみる勇気を学んだ。」
といった感想が聞かれました。

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