2017.04.28 NEWS

総合科学技術研究機構プロジェクト研究員らが薄い板の接触と滑りのメカニズムを解明

 立命館大学総合科学技術研究機構プロジェクト研究員の佐野友彦(学術振興会特別研究員 PD)らの研究グループは、薄く真っ直ぐな板を床に鉛直に押し付け、板がどのように床の上で変形し滑るのかについて解明し、棒状の物体と面状の物体が触れ合う際の基本的な性質を明らかにすることに成功しました。

 身の回りを注意深く見渡すと、我々の生活には棒状や面状のものがあふれています。例えば、髪の毛や植物のつる、紙、パスタ、ケーブルといったものがわかりやすい例です。こういった細長い物体が触れ合ったときにとりうる形を予測し、制御することは、基本的な力学の問題になるだけでなく、工業的にも重要なテーマです。

 今回の研究成果は、棒状または面状のものを構成要素とする、新たな工業デザインや複雑な現象を解明することが期待されます。 本研究成果は2017年4月26日(現地時間)に米国物理学会誌「Physical Review Letters」のオンライン版で公開されました。

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