ヒジャーブ試着の様子

 5月23日(火)、異文化交流促進団体RIS(Ritsumeikan International Society)とインドネシアコミュニティI-START(Indonesian Student Association at Ritsumeikan University)は、イスラーム文化について理解を深めるという目的のもと、大阪いばらきキャンパスにて「DISCOVER Islam」というイベントを開催しました。また今回のイベントは、本学における外国語学習や学生間の国際交流を促進する拠点として開設準備を進めている、Beyond Borders Plazaの関連イベントとして開催しました。当日はRISとI-STARTを含めて、29名の日本人学生・留学生の参加があり、とても賑やかな交流会となりました。

ムスリム学生とともに学ぶ:RISによる活動報告

 まずイスラーム教について基礎的な知識を得るためのプレゼンテーションがありました。普段の日本人に馴染みのない考えや宗教観についての説明があり、とても興味深いものでした。
 次に2つのグループに分かれ、ディスカッションやイスラーム文化の体験をしました。1つ目のグループではテロリズムとイスラーム教の関係や、イスラームと日本の文化についてディスカッションが行われ、普段は聞くことのできない率直な意見交換がなされました。特に興味深かったのは、イスラームと日本の文化は似ているということです。日本の「空気を読む」という文化に近いものがイスラーム社会でも大切にされているということです。そのため、日本人のコミュニケーションを戸惑いなく受け入れることができるのだとか。また、日本人が持つイランのイメージとムスリム(イスラーム教徒)が持つイメージは異なり、イスラーム世界ではイランは中心的な国であり、日本人が先進国に持つ印象に近いものがあるとのことです。日常のなかであまりムスリムと接触する機会がない中で、様々な生の声を聞くことのできる貴重な機会となりました。
 もう一方のグループではムスリムの生活についてのディスカッションや民族衣装の試着が行われました。イスラーム教にはとても厳しい戒律があると思われていますが実際は個人によって違い、乗り物の中で祈るような簡易的なものも存在するとのことです。また、インドネシアの女性が頭髪や身体をおおうために着るヒジャーブはとてもカラフルでおしゃれでした。着方は顔と手以外を隠すことができればどんな着方でもいいとのことです。

国際交流
国際交流
グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子
イスラーム文化について紹介
イスラーム文化について紹介

 今回のイベントを通してイスラームについての様々な面も知ることができました。RISとI-STARTでは、引き続き、ラマダーンについてのイベントを開催する予定です。

NEXT

2017.06.08 NEWS

湊宣明テクノロジー・マネジメント研究科教授が日本経営システム学会より学会賞を受賞

ページトップへ