6月2日(金)、大阪いばらきキャンパスイベントホールにて創薬科学研究センター創剤研究、製剤技術研究コンソーシアム合同研究会 (藤田 卓也 創剤研究コンソーシアム代表 伊吹 リン太 製剤技術研究コンソーシアム代表)を開催し、170名を超える研究者、企業関係者、本学教員が参加しました。

今年度第1回目の開催ということで、両コンソーシアム合同で会員外にも広く参加者を募集する形での開催となりました。研究会テーマは「生物薬剤学がプロモートする製剤開発プロセスイノベーション」ということで、薬物の消化管吸収についての特集となりました。医薬品開発初期における薬物の経口吸収性予測の評価法に始まり、経口吸収性の評価と製剤設計への展開、そしてBE試験(ジェネリック医薬品と先発医薬品が生物学的に同等であることを証明するための試験)に関わる最新の研究報告、さらにはBE試験ガイドラインの最新動向までと、新薬及び後発医薬品の製剤開発における生物薬剤学の役割及び重要性について4人の先生から最新のお話をいただきました。また特別講演として、国際福祉大学・池田俊也教授より最近注目を集めている薬価制度改定について解説をいただきました。企業、アカデミア双方から多数の参加者による活発な意見交換が行われました。

本研究センターでは、今回のようなコンソーシアムの活動を通じで関連する分野の産官学の関係者が議論し共同で研究する場を創出し、日本の創薬研究の発展への貢献を目指しています。

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