グループワークの様子
模擬授業にて姿勢改善のトレーニングをみんなで実践

 8月9日(木)・10日(金)の二日間にわたり、衣笠キャンパス究論館においてPreparing Future Faculty (2017年度大学教員準備セミナー)のワークショップを開催しました。本セミナーは大学院キャリアパス推進室が主催する「大学院キャリアパス支援プログラム」の一つです。

 大学教員を目指す博士課程後期課程大学院生ならびに専門研究員を対象に、大学で教えるために必要な基礎的スキルを養成する本セミナーは、2011年度より毎年開催し、本年度で7年連続の開催となりました。本セミナーは、オンデマンド講義の受講、授業見学会、二日間のワークショップにより構成されています。

 ワークショップは、教育開発推進機構の先生方が下記の講義を担当しました。沖裕貴先生が「授業の到達目標の書き方」、「成績評価の方法」、山岡憲史先生が「授業設計と模擬授業の実施(マイクロ・ティーチング)」、藤本学先生が「学生とのコミュニケーションに求められるスキル」、薄井道正先生が「大学における授業方法を講義」を、個人ワークとグループワークを組み合わせて行いました。

 10分間ずつの模擬授業では、各受講生がホワイトボードを使ってそれぞれのテーマに沿った授業を行いました。模擬授業後、自己評価をした上で、講師や受講生同士で良かった点や改善が望ましい点を指摘し合いました。教員公募の際に行われる模擬授業の練習としても大変有益なものとなりました。その様子はDVDに録画をし、各受講生に配布しました。

 実際に自分自身が授業を担当する際に役に立つスキル、知識を習得し、内容の濃い充実した二日間となりました。

 修了式では、所定のオンデマンド講義とワークショップを受講した受講生4名に修了証を授与しました。

 受講生からは、
「非常に満足できました。授業方法、シラバスの書き方、評価の仕方等、実際に授業を行うにあたり悩んだことが全て解決できました。」
「セミナーの内容全て役に立ちそうです。」
「参加しやすい時期に実践的な内容を含めた必須知識を与えて下さるセミナーで、非常勤で授業を行っている現状での疑問に大きなヒントを与えてくれるものでした。感謝しています。」
等と、大変良い意見が寄せられました。

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