理工学部川村研究室が「YuMi® Cup 2017」で最優秀賞を受賞

2017.12.08 NEWS

理工学部川村研究室が「YuMi® Cup 2017」で最優秀賞を受賞

 理工学部川村貞夫教授、立花京研究員、立花舞研究員らの研究チームはABB株式会社が開催したロボットコンテスト「YuMi® Cup 2017」で最優秀賞を受賞し、このほど受賞式が行われました。このコンテストは、ABB株式会社が開発した協働双腕のロボットであるYuMi®の新たな技術開発を目指して行われ、企業や研究機関から141点の応募がありました。受賞した「サイダーバー」は11月に東京ビッグサイトで開催された国際ロボット展内のABBブースにて展示されました。

 今回のコンテストでは、これまで川村教授らが開発した「感覚統合制御」をYuMi®に取り入れたプランを提案し、小さなグミやプラスチックカップを持ち上げるなど、高精度の動作を実現し、この点が評価されました。
 このロボットアルゴリズムは、厳密なキャリブレーションやティーチングを必要とせずに手先位置姿勢を高精度に制御し、ロボットや環境のパラメータに誤差を含んでいる場合でも、ロボットの手先位置を20マイクロメートルの精度で制御することを可能としています。 協働双腕のロボットであるYuMi®は、主に小型部品の組み立て向けに柔軟性の高いハンド、部品供給システム、カメラによる位置決めといった最新鋭のロボット制御機能を搭載しています。

川村教授のコメント
人間には簡単に思えてもロボットには困難な場合があります。受賞したこの技術は、ロボットアームとカメラを人間が簡単に設置して、人間と同様の作業を達成できます。今後、この技術を広めたいと思っています。

受賞プランの展示の様子
受賞プランの展示の様子

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