2020年7月23日(木)に、政策科学部・豊田祐輔准教授によるオンライン留学体験イベントが開催されました。

 今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により海外留学プログラムが中止となり、多くの学生の皆さんが留学の夢を断念・延期せざるを得ない状況となってしまいました。また、キャンパスへの厳しい入構制限がなされ、日本人学生と留学生が接点を持つことも難しくなっています。そんな中、少しでも留学で学びたかったことを話し合ったり、立命館大学の学生や海外を身近に感じてもらう機会を提供できればと、本イベントは企画されました。

 本イベントは政策科学部の開講科目「International PBL Seminar 1,2」内で開催されました。参加者は、受講生の政策科学部生・CRPS専攻の留学生に加え、タイ・インドネシアへの留学プログラム「ASEANで学ぶ国際PBLプログラム」に今年度参加を予定していた・昨年度参加した学生、今年度立命館大学に留学を希望していた協定大学の学生、そして本イベントに興味のある立命館大学生という、7ヵ国・36名のバラエティに富んだ面々が集まりました。

各国の料理を紹介
コロナ禍におけるビジネスについてディスカッション

 5つのセッションで構成された本イベントでは、参加学生がそれぞれ興味のあるセッションに加わり、英語でプレゼンテーションやディスカッションを行いました。
 「味覚で楽しみながら世界を旅しよう!」のセッションでは、民族衣装を着て参加した学生もおり、音楽を流しながらそれぞれ持ち寄った各国の料理について説明をするなど、海外を感じられる楽しい時間となりました。「ビジネスの未来」のセッションでは、日本人学生とインドネシア人学生が、コロナ禍におけるビジネスの課題や展望について熱く意見を交わしました。「バーチャル・リアリティ:OICライフ(ウィズコロナ)」は、OIC所属の学生が画面越しにキャンパスツアーを行い、OICの施設やキャンパスの現状を伝えるというユニークなセッションでした。来年度に立命館大学への留学を希望している学生達は、興味深くキャンパスの様子に見入っていました。
 「世界の男女格差とは・・・」「使い捨てプラスチック袋と食料廃棄物の問題」の2つのセッションでは、日本と海外の共通点や違いについて、実例を挙げながら積極的に意見を交換していました。

 今回の取り組みは、コロナ禍においても海外との繋がりを感じられるよい機会となりました。様々な制限はあるものの、工夫次第で交流を生み出すことはできるはずです。立命館大学では、今後も海外留学を目指す学生の皆さんを様々な形で応援していきます。

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