• 2020/01/28
  • 立命館大学大学院 生命科学研究科 松原翔吾さんが 日本学術振興会 育志賞を受賞 ~学術研究の発展への寄与に期待~
  • 立命館大学広報課
  •  立命館大学大学院 生命科学研究科博士課程後期課程2回生の松原翔吾さんが日本学術振興会 育志賞を受賞いたしました。

     日本学術振興会 育志賞は、上皇陛下からの若手研究者を応援したいというお気持ちを受けて、将来、日本の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士課程学生を顕彰し、その勉学および研究意欲を高め、若手研究者の養成を図ることを目的として、2010年度に創設されました。今回は大学長もしくは学会長の推薦を受けた175人の候補者のなかから、18人が選ばれました。

     松原さんは、本学生命科学部応用化学科を卒業後、生命科学研究科博士課程前期課程を経て、後期課程に在籍しています。研究のテーマは、「光合成器官の一種である光合成アンテナがどのように形成されているかを解明する」ことです。光合成アンテナに限らず、生体器官が成長していく過程を観察する場合には、生きた生物を生きたまま観察しなければなりません。しかし、そのような観察は極めて困難です。そこで、松原さんは光合成アンテナが成長していく過程を人工的に再現し、それを観察することによって成長(形成)過程を解明することにアプローチをしました。具体的には、光によって活性化する物質を新たに開発することによって、光の照射による光合成アンテナの成長を再現することに成功しました。本研究成果は、人工光合成や太陽光電池の効率化への応用が期待されます。
     
     プレスリリース全文は、以下をご覧ください。

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