• 2019/10/01
  • 文部科学省「情報ひろば」において 企画展示「水月湖年縞研究 ~世界の歴史をはかる年代ものさし~」を実施
  • 立命館大学広報課
  •  立命館大学は、文部科学省における大学・研究機関等との共同企画広報の一環で、文部科学省「情報ひろば」において、古気候学研究センターの水月湖年縞研究に関わる企画展示を開催いたします。
     古気候学研究センターでは、福井県の水月湖をはじめ、世界各地の年縞を研究しています。
     年縞とは、湖などの底に積もった地層がつくる特殊な縞模様のことであり、1枚の層が1 年に相当するため、この縞を数えればその年代を特定することができます。また、縞の中には過去の気候変動や自然災害の履歴を知る重要な手がかりが入っています。
     水月湖では好条件がいくつも重なり、世界でも類を見ないほどの年月にわたって年縞が形成され続けてきました。湖底から45mまでは、年縞の枚数が全て数えられており、その数は約7 万年分に及びます。2012 年には、水月湖年縞の枚数が地質年代の「標準ものさし」に採用され、2013 年からは世界的に運用が始まりました。
     今回の展示では、ステンドグラス状に加工した水月湖年縞の実物標本を展示すると同時に、古気候学研究センターの取組について紹介します。10 月30 日に行われる講演会では、古気候学研究センター長・中川毅教授と副センター長・北場育子准教授が、最先端の年縞研究について紹介します。

     プレスリリース全文は以下をご覧ください。
  • プレスリリース全文

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