一番大切にしたいと思うゴールは?また、そう思った理由は?
高校生の時に、衣服や食品が大量に廃棄されているニュースを目にしました。衣服は全くの新品でも、「流行遅れ」という理由だけで処分されてしまいます。食品も同様に、食べられる状態であっても廃棄されている現実に衝撃を受けました。それと同時に、環境に対しての強い問題意識が芽生えました。
こうした思いから、SDGsに関心を持ち、今はSDGsをテーマにされている島田幸司先生のゼミで研究しています。
特に「つくる責任 つかう責任」を大切にしたいという想いからゼミでは「食」について研究を行なっています。
そのゴールの達成に向けて取り組んでいることはありますか?
環境問題を意識するには、何かの「きっかけ」が大事になると思うんです。その「きっかけ」を作りたい。そのような思いで取り組んでいます。
今、取り組んでいることは、「エコ」で「おしゃれ」な紙袋です。買い物の時にもらったおしゃれな紙袋をそのまま家で眠らせている方も多いと思います。
例えば、その紙袋の持ち手を肩掛けできるチェーンなどに変えて、紙袋をエコバックとして使い続けられるようにアレンジすることで、おしゃれを楽しみながらも環境問題を考えるきっかけになるような商品を考えています。
大学に入ってから、「実用新案権」を取得しましたので、大学生のうちに商品化するということを一つの目標にしています。
ゼミでは、環境に対して強い問題意識を持っている仲間と一緒に「食」について研究しています。
「給食」をメインテーマに、給食が生徒に与える影響について調べています。小学校に比べると、中学校の給食の実施率は低いですよね。
なぜ中学校の実施率が低いのかについて疑問に思ったことをきっかけに、不登校率の低下や学力・体力の向上など、給食を実施することの関係性について研究しています。今後は食品ロスの問題にも挑戦したいと思っています。