一番大切にしたいと思うゴールは?また、そう思った理由は?
ゴール#11「住み続けられるまちづくりを」
大学に入ったときは、「かっこいい建物や模型をつくってみたい!」という好奇心が強くありました。学部の4年間と大学院での今年1年間で
いろいろ勉強して、ただ建物を建てて、壊して・・というスクラップアンドビルドを繰り返すことにムダがあると考えるようになったんです。
正直、エネルギー消費の問題を大学入るまでは考えたことがなかったです。立命館で勉強していく中で、そういった課題への対応を通して、社会に貢献していくことができると思うようになりました。
そのような建物自体の課題とともに、建物の内部、例えば空調や照明などによるエネルギーの効率にも注目して、使用エネルギーを減らすことを通した社会貢献にも目を向けていきたいと思っています。今はオフィスの空調について研究しています。
従来のオフィス空調は、すべての範囲を均一な温度にすることが基本です。これはエネルギー効率の面で課題があります。そこで「パーソナル
空調」という、空気砲を使って個別に、ムダのない空調を実現することを考えています。
これから取り組みたいことはありますか?
「パーソナル空調」の研究は、省エネルギーということもありますが、空気砲をあてる回数や大きさを個々に変えることで一人ひとりの快適感、一人ひとりが気持ちいいと感じる空間をつくることも目指しています。