SDGsの取り組み

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社会の要望に応え、さらに新たな社会問題を解決できるビジネスを創造する

株式会社ウイルステージ

街づくりから水質浄化そして持続的な養殖へ

浄化後、阿字池に鏡写しで見える平等院鳳凰堂の様子

 同社は本学経済学部卒業生の大谷氏が代表取締役を務める企業だ。同社は基幹業務としてさまざまな規模の街づくりをトータルに手がけている。水質浄化システムは、その業務で課題であった街中の水辺の維持管理の難しさを解決するために開発された。当システムは2014年に世界遺産である平等院鳳凰堂の阿字池の浄化に成功し、話題となった。そして、当システムを応用した陸上養殖の普及に向けて活動している。

水質改善が養殖魚の安全に繋がる

 同社が開発した水質浄化システムを応用した陸上養殖施設は本学BKCの一室でも現在、実験が行われています。そこでは大学内とのこともあり、使用する水を自然界から常時取り込むことが不可能です。しかし当システムは水の入れ替えなしの完全閉鎖水系での養殖が可能とのことで、現在も順調に養殖生産が可動しています。また、この技術が滋賀県から生まれたことも新たな展開には重要とのことです。滋賀県は全国的にもトップクラスの排水規制があるにもかかわらず、当技術はそれをクリアしています。さらに、水質浄化された状態で養殖された魚は、水産養殖管理協議会(ASC)の認証を取得しやすいとのことです。これらの点で既存の水環境を汚染することなく、安全な食糧生産に寄与できます。今後も、浄化システムの応用展開が社会課題解決となると期待されています。

-SUSTAINABLE WEEK 『The SDGS Pioneer Booklet Vol.1』より-

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株式会社ウイルステージ

URL
http://www.willstage.com/
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