11月15日(水)~17日(金)、朱雀キャンパスにて第12回IEEE CPMT Symposium Japan(ICSJ2023)が開催されました。

 IEEE CPMT Symposium Japanは、米国のIEEEおよびIEEE Electronics Packaging Society (EPS)が主催する国際会議です。EPSは、電気・電子・情報分野における世界最大級の機関であるIEEE(米国電気電子学会)のなかにある38の技術学会のうちの一つで、半導体の実装技術に関する世界的な研究者・企業の技術者などによる交流を目的に本会議は開催されています。

 本学総合科学技術研究機構 金子健太郎教授/RARAフェローがIEEE CPMT Symposium Japanの現地実行委員長であることに加え、半導体研究分野の急速な拡大と再興に対する本学としての期待と発展、そして半導体研究の国際会議を本学の本部で開催する意義と相乗効果が期待され、本学での開催に至りました。

左から3人目:キティ・ピアソール会長
左から3人目:キティ・ピアソール会長
挨拶する仲谷善雄学長
挨拶する仲谷善雄学長

 シンポジウムに先駆け、仲谷善雄学長がEPSのキティ・ピアソール会長ら関係者に歓迎の意を表し、懇談しました。シンポジウムでは、仲谷学長が開会冒頭でゲストとして挨拶。3日間にわたり、最先端の半導体実装技術についての情報交換、交流が行われました。

金子健太郎教授/RARAフェロー
金子健太郎教授/RARAフェロー

 なお金子教授は、パワー半導体新材料GeO2(二酸化ゲルマニウム)の開拓と基礎研究および実用化による省エネルギー化を目指す研究に取り組んでおり、次世代研究大学の実現を目指す立命館大学の先導的・中核的研究者「RARAフェロー」です。2022年12月には、GeO2の社会実装を目指すディープテックベンチャー Patentix株式会社を創業。2023年9月にはPatentix株式会社として、大学発スタートアップ事業展開支援プログラム「U-START UP KANSAI」のオープンピッチでNEDO賞を受賞し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からスタートアップ支援事業における優遇措置を受けることが決定するなど、開拓的な基礎研究から社会実装の推進まで行う研究者として幅広く活動しています。

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