開講科目紹介 ‐CURRICULUM‐

開講科目紹介

‐CURRICULUM‐

4つの科目群

以下は、2023年度以降の新カリキュラムを掲載しています。

  1. 共通基本科目

    01

    共通基本科目

     学校現場の教育課題を包括的・体系的に理解し、教員としての高度な力量形成にとっての基盤をなす科目群です。教育課程、教科指導、生徒指導、学級・学校マネジメント、現代の学校と教師などについて幅広く学びます。本研究科では共通基本科目の他に独自領域として「国際教育に関する領域」を設けており、グローバル化が進む教育現場に対応できる力を獲得することができます。

    カリキュラムデザインの理論と方法 / 授業デザインの理論と方法 / 学校マネジメントの理論と実践 等
  2. 専門実習科目

    02

    専門実習科目

     長期間の実習で、教科指導、生徒指導、学級経営等の実務に関わることによって、実践的な指導力の獲得を目指します。学校現場での体験にとどまらず、共通基本科目やコース科目で学修した理論知を実践化する方法や実習で得た実践知を理論化する方法も学びます。学部新卒院生の実習は、連携している5つの教育委員会及び立命館の附属校の協力のもと、連携機関内の小学校、中学校、高等学校で実施します。また、現職教員院生及び院生講師の実習は、原則として勤務校で実施します。

    教職専門研修1 / 教職専門研修2 / 教職専門研修3 / 教職専門研修4
  3. コース必修科目

    03

    コース必修科目

     複雑化する学校教育への課題に対応するため、各院生の問題意識を深め、得意分野を持った教員としての専門性を高める科目群です。院生の問題関心やニーズに応じた特色ある3つのコースで構成されています。実習の振り返りを含めた個々人の問題意識を深めていく指導体系のほか、コース毎の必修科目の履修を通じて、教員としての高度な力量形成を目指します。

    COURSE 01臨床教育

    • ● 多様化する児童生徒の諸課題(いじめ、不登校、発達障害、児童虐待、少年事件等)の本質をとらえ、関係機関と連携した課題解決の方法や、思春期・青年期の児童生徒の理解と支援のあり方などに関して、実践的・理論的に探究していきます。関係機関と連携した保護者支援のネットワークのあり方などにも目を配りながら、学校、家庭、地域社会などをフィールドとして、臨床教育領域の諸課題について、幅広く検討していきます。
    • ● 教育と人間形成への理解を深めながら、児童生徒の発達課題への知見を踏まえた生徒指導・教育相談、教師と児童生徒間関係、保護者支援などに関して、深い理解と高い指導力の獲得を目指します。
    臨床教育
    • ・学校におけるメンタルヘルスの理論と実際
    • ・生徒指導上の諸課題の理解とその対応
    • ・SEL(社会性と情動の学習)の実践的アプローチの現状と課題

    COURSE 02教育方法・学習科学

    • ●「学習」「学び」を多角的に分析し、より高度な教育実践のあり方を探究します。
    • ● PBL※1、反転授業、アクティブ・ラーニングなどの双方向での協働的な学びや適切な評価方法を探究します。
    • ●「学習」「学び」を科学的に解明し、理論的枠組みに基づいた新しい教育実践に関して深い理解と高い指導力の獲得を目指します。
    • ※1 PBL : Project Based Learningの略称。「課題解決型学習」
    教育方法・学習科学
    • ・学習意欲の理論と実際
    • ・授業実践の高度化と授業研究
    • ・教科横断型授業の実践と課題

    COURSE 03国際教育

    • ● グローバル時代の教育のあり方を多角的に分析し、IB教育※2、グローバル教育、外国人児童生徒の教育、ESDやグローバル・シティズンシップ教育といったグローバル時代に必要とされている教育に関して深い理解と高い指導力の獲得を目指します。
    • ● 英語教育や海外研修等に特化した国際教育ではなく、日常の教科指導や総合的な学習の時間等において実践可能な国際教育の内容や方法を探究していきます。
    • ● 国際教育の視点から学校全体のカリキュラムをマネジメントできる力を含め、教科や学校種にかかわらず、国際教育を総合的に考え、実践できる教員を育成します。
    • ※2 IB教育:国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)機構が提供する国際的な教育プログラム。
    国際教育
    • ・開発教育プロジェクトの実践と課題
    • ・グローバル・シティズンシップ教育の構想と課題
    • ・IB教育の理論と実践
  4. コース共通科目

    04

    コース共通科目

     各コースの枠組みに捉われることなく、教員としての総合的な資質能力を向上させることを目的とした共通科目群です。院生の問題関心に応じた幅広い内容について学修することができ、各コースでの学びをより広く、深いものにします。

    学校におけるICT活用 / キャリア教育の理論と実践 / 学力の理論と評価の実際 / 外国人児童生徒支援論 等

カリキュラム表

  • 共通基本科目+

    1. 第1領域:教育課程の編成・実施に関する領域
      カリキュラムデザインの理論と方法
    2. 第2領域:教科等の実践的な指導方法に関する領域
      授業デザインの理論と方法
      教育方法・学習科学の理論と実践
    3. 第3領域:生徒指導、教育相談に関する領域
      臨床教育の理論と方法
      共生社会時代の生徒指導・教育相談実践演習
    4. 第4領域:学級経営、学校経営に関する領域
      学校マネジメントの理論と実践
      私立・公立における特色ある学校づくりの実際
      共生社会時代の学級づくり実践演習
    5. 第5領域:学校教育と教員の在り方に関する領域
      現代の学校・教師と教育実践A
      現代の学校・教師と教育実践B
    6. 第6領域(独自領域):国際教育に関する領域
      国際教育の理論と方法
  • 専門実習科目+

    教職専門研修1
    教職専門研修2
    教職専門研修3
    教職専門研修4

  • コース共通科目+

    教育実践高度化演習1※1
    教育実践高度化演習2※1
    教育実践高度化演習3※1
    教育実践高度化演習4※1
    学校教育実践研究※2
    実践教育特殊講義
    学校マネジメントの理論と実際(単位互換科目)※3
    学校におけるICT活用※4
    学校内外の連携による児童生徒支援
    人間理解・対人援助の理論と方法
    インクルーシブ教育システムと特別支援教育の新展開
    キャリア教育の理論と実践
    外国人児童生徒支援論
    国際交流プログラムデザインの理論と方法
    学力の理論と評価の実際
    授業開発研究※5
    国語科内容開発研究
    社会科内容開発研究
    算数・数学科内容開発研究
    理科内容開発研究
    英語科内容開発研究
    小学校英語教育実践研究
    保健体育科内容開発研究
    道徳科内容開発研究

    ※1 コース共通科目のうち「教育実践高度化演習1」「教育実践高度化演習2」「教育実践高度化演習3」「教育実践高度化演習4」は必修科目です。
    ※2 学部新卒院生対象の履修指定科目
    ※3 京都教育大学大学院連合教職実践研究科提供の単位互換科目、現職教員院生のみ履修可
    ※4 履修推奨科目
    ※5 学部新卒院生のみ履修可

  • コース必修科目+

    1. 臨床教育コース科目
      学校におけるメンタルヘルスの理論と実際
      生徒指導上の諸課題の理解とその対応
      SEL(社会性と情動の学習)の実践的アプローチの現状と課題
    2. 教育方法・学習科学コース科目
      学習意欲の理論と実際
      授業実践の高度化と授業研究
      教科横断型授業の実践と課題
    3. 国際教育コース科目
      開発教育プロジェクトの実践と課題
      グローバル・シティズンシップ教育の構想と課題
      IB教育の理論と実践