学校紹介 建学の精神・教学理念

新たな21世紀を生きる生徒たちの個性と能力を
最大限開花させるための教育創造

立命館憲章

学校法人 立命館 は、学校関係者が、学園の理念、使命を共有し、またそれを広く社会に発信するために、2006年に「立命館憲章」を制定しました。

立命館は、西園寺公望を学祖とし、1900年、中川小十郎によって京都法政学校として創設された。「立命」の名は、『孟子』の「尽心章句」に由来し、立命館は「学問を通じて、自らの人生を切り拓く修養の場」を意味する。
立命館は、建学の精神を「自由と清新」とし、第2次世界大戦後、戦争の痛苦の体験を踏まえて、教学理念を「平和と民主主義」とした。
立命館は、時代と社会に真摯に向き合い、自主性を貫き、幾多の困難を乗り越えながら、広く内外の協力と支援を得て私立総合学園への道を歩んできた。

立命館は、アジア太平洋地域に位置する日本の学園として、歴史を誠実に見つめ、国際相互理解を通じた多文化共生の学園を確立する。
立命館は、教育・研究および文化・スポーツ活動を通じて信頼と連帯を育み、地域に根ざし、国際社会に開かれた学園づくりを進める。
立命館は、学園運営にあたって、私立の学園であることの特性を活かし、自主、民主、公正、公開、非暴力の原則を貫き、教職員と学生の参加、校友と父母の協力のもとに、社会連携を強め、学園の発展に努める。

立命館は、人類の未来を切り拓くために、学問研究の自由に基づき普遍的な価値の創造と人類的諸課題の解明に邁進する。その教育にあたっては、建学の精神と教学理念に基づき、「未来を信じ、未来に生きる」の精神をもって、確かな学力の上に、豊かな個性を花開かせ、正義と倫理をもった地球市民として活躍できる人間の育成に努める。

立命館は、この憲章の本旨を踏まえ、教育・研究機関として世界と日本の平和的・民主的・持続的発展に貢献する。

2006年7月21日 学校法人 立命館

建学の精神「自由と清新」

立命館中学校・高等学校は、1905年(明治38年)9月「私立清和普通学校」として創設されました。京都御所の「清和院御門」の向かいの地であったため、その御門の名にちなみ「清和」と名付けたのが始まりでした。その後、1913年財団法人「立命館」の設立認可とともに「私立立命館中学」と改称し、現在まで受け継がれています。

本学の創立者中川小十郎は、1900(明治33)年に「私立京都法政学校」(後の立命館大学)を創設し、その5年後に、「形式的な束縛を受けず、のびのびとした生徒を育てる中等教育を」という考えに基づき附属校を開設しました。

中川小十郎は、二度にわたって内閣総理大臣を務めた西園寺公望の秘書官でした。西園寺公望は若くしてフランスに留学し、自由主義的精神と国際感覚を身につけました。帰国後、「進取の気質に富む青年の育成」のために京都御所内にあった自宅に、私塾「立命館」を開きました。中川小十郎はこの「立命館」の名称とその精神である「自由と清新」の学風を西園寺から受け継ぎ、今日の立命館の礎としました。

第二次世界大戦後は、末川博を総長として迎え、立命館は「自由と清新」の学風のうえに、新たに「平和と民主主義」を教学理念として、学園の民主的な体制と特色ある教育を築きあげてきました。現在の立命館学園は、1小学校・4附属中学・高校、2大学・大学院を擁し、約4万人が学ぶ日本有数の総合学園として発展しています。

立命館中学校・高等学校は、2005年に創立100年を迎えました。100年を機に「立命館小学校」を開設し、初等教育から高等教育までの一貫教育体制を完成させ、学園の中核を担う学校として、さらに大きな役割を果たします。

時代の先に求められるものを常に鋭敏に感じ取り、新たな挑戦をし続ける「自由」で「清新」な学校であり続けたい、そう強く考えています。

教学の理念「平和と民主主義」

立命館学園は、「平和と民主主義」の教学理念を小・中・高・大の一貫教育の中心にすえています。これは憲法、教育基本法の根幹をなす精神ですが、社会の進歩、人類の福祉を目指す真の教育・研究は、「平和で民主的な社会」であってこそはじめて達成することができるからです。

教育は生徒一人ひとりの人格を大切にして、そのすこやかな発達をめざして行われなければなりません。私たちは、生徒が現に持っている力、持つことができる力に信頼をおき、困難に立ち向かって向上しようとする生徒の自主性を信頼するところに教育が成り立つと考えています。私たちは、学園の建学の精神と教学理念を今に受け継ぎながら、新たな21世紀を生きる生徒たちの個性と能力を最大限開花させるための教育創造に向けて、常に挑戦を続けていきます。

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