２月１6日（金）、本校清和会記念ホールにおいて2023年度課題研究Ⅰ（総合） 地域探究最終発表会が実施されました。
　これは、本校で高校１年コアコース（1～8組）に設定されている総合的な探究の時間の取り組みで、地域連携に特化した探究型学習として今年度は集大成の３年目を迎えました。
　長岡京市の全面的な協力のもと、市の６課（公園緑地課、商工観光課、総務課、デジタル戦略課、男女共同参画センター、防災・安全推進室）から実際に抱える課題を提示していただき、それを踏まえ、生徒たちが課題解決策を検討し提案するというものです。
　ここまでの取り組みでは、学校教育のICT化を推進しiPadやロイロノートの活用機会を増やしてきたのはもちろん、市からの提示テーマを受動的に引き受ける姿勢からの転換をはかり、「自分ごと」として主体的に関わっていく姿勢を涵養してきました。また、地域の店舗等へのフィールドワークや、情報科授業とのコラボレーションによるブレインストーミングやKJ法を用いた効果的なディスカッションも実施してきました。議論から発表へ至るグループ活動では、市各課の方々に数回に渡って、さらに大学と連携し立命館大学政策科学部の方々にも来校・助言をいただきながら、チーム選抜予選を経た１２チームがこの日、来賓の中小路健吾長岡京市長をはじめ、各課職員や大学教員、保護者の方々、生徒たちを前に見事なプレゼンテーションを披露しました。
　審査の結果、最優秀賞に7組（総務課）、優秀賞に８組（商工観光課）が選ばれ表彰されましたが、その他のグループもユニークな視点から課題解決策を提示し、質の高い取り組みの成果が披露されました。学年協議会代表生徒による司会・進行もすばらしく、発表を聴く多くの生徒たちは発表者に寄り添うグッドオーディエンスとして、真剣にメモを取りながら聴き入っていました。