2022年12月21日、杉山進名誉教授が、ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)のホーチミン市人民委員会よりホーチミン勲章を受章しました。

 本勲章は、ベトナムにおける先端技術開発と国際親善に大きく貢献した人物に授与されます。

 杉山名誉教授は、長年にわたりマイクロ・ナノマシン、センサ、集積電子機械システム の研究開発に従事し、世界のMEMS研究リードする研究者として、数々の研究業績を挙げてきました。
 特に、ベトナムでの研究に精力的に携わり、アクチュエータやセンサなどの新たなデザインや材料の開発を進め、現地研究者を招聘したシンポジウムの実施など、研究者間の交流や協議に奔走してきました。
 また、立命館大学を退職後も頻繁にベトナムを訪れ、現地研究者のサポートや、学生・若手研究者の育成にも力を注ぐなど、教育分野でも大きく寄与してきました。

 今回、こうした長年にわたる取り組みが高く評価され、ホーチミン勲章を受章しました。

※MEMS(Micro Electro Mechanical Systems):半導体微細加工などの各種ナノ・マイクロ加工技術を応用して、微小な機械要素と電気要素を 1 つの基板上に組み込んだセンサ、アクチュエータ、マイクロ流体デバイスなどの微細デバイスを指す。

杉山進名誉教授 コメント

 ベトナムと立命館大学の半導体・MEME技術に関する研究連携活動は2005年の8月、立命館大学ーハノイ工科大学―NEDOのODAプロジェクトから始まりました。その後、2017年よりホーチミン市が加わり先端技術開発・移転および若手研究者・技術者の育成を細く長く途切れることなく継続推進して来たことへの評価を頂いたものと受けとめています。誠に光栄です。

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