教育開発DXピッチ最終報告会 D.I.G.を開催

 2022年5月に開催した「教育開発DXピッチ」で受賞した3チームが、アイデアの具現化に向けて取り組んできた2年間の成果を発表するための場として、「教育開発DXピッチ最終報告会 D.I.G.」を2024年2月29日(木)に大阪いばらきキャンパスで開催しました。

 「教育開発DXピッチ」は、学園ビジョンR2030「挑戦をもっと自由に」を体現し、デジタルを活用した新しい教育手法開発および実践にチャレンジする教職員を支援する企画です。本企画を通して、アイデアを実現する過程において出てくる工夫・発想を、教育だけでなく、全学のDX推進への課題や取組に繋げ、育んでいくことを目的に取り組みを行っています。

 最終報告会のイベントタイトルは、DEVELOPMENT(開発)・DISCOVERY(発見)・INSIGHT(洞察)・IDEA(着想)・GENERATOR(生成)・GROWTH(発展)の頭文字をとって「D.I.G.」と名付けました。“DIG”という単語には地面を「掘り起こす」という意味があります。受賞チームの成果や発見を掘り起こされた鉱石に見立て、その鉱石の石言葉に込められた思いを込めて、受賞した3チームが2年間の取組成果を発表しました。

1.Ritsumeikan Writing Support Group
 学生が自分の書いたレポートに対し、フィードバックを受けられる環境を作ることを目標に、AIを活用したフィードバックシステム「Ri:write」の開発に挑戦しました

2.プロジェクト発信型英語プログラム
 英語教育の新しい形を提案し、学生が最新の技術やサービス(AI自動翻訳や発音強化アプリ、XR空間など)を使って、英語で発信するための支援環境を作ることに挑戦しました

3.学生の自分探しを応援する探究型AIコンシェルジュ
 自然言語処理技術を使い、学生の潜在的な興味や関心等をもとに、学生に合った大学の授業や研究室を提案するアプリの開発に挑戦しました

 冒頭のあいさつでは、仲谷善雄総長から2年間の活動への労いの言葉と、今後の期待が述べられました。発表後には、中本大教学部長から「予想を上回る成果に驚いている。今後の取り組みで更なる発展を遂げることを楽しみにしている」とコメントがありました。

 また、ステージ発表の他に、会場には、展示・体験ブースを設置し、R2030に向けた教育創造として、教職員による個人・チームの取り組みの一部を実体験していただくことができました。他にも、受賞チームの取り組みに協力いただいた企業による成果報告のブースもあり、参加者が次世代の教育に触れる機会となりました。

 今後も、教育開発DXの推進に向けて、さまざまな取り組みを行っていきますので、ご期待ください。

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