11/14(火)、11/30(水)、12/15(木)にEDGE+R講座2016「革新の間戸」後半(第4回~6回)を開催しました。

 文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業として採択され、2014年度からスタートしたEDGE+Rプログラム(立命館イノベーション・アーキテクト養成プログラム)は、学内外の分野を横断した多様な受講生で「チーム」を作り、事業創造を目指すPBLを中心に、学外講師によるセミナー、海外研修などからなる正課外プログラムです。新たな価値創造(イノベーション創出)の面白さを体感する中で、課題を創造・実行・達成するために必要なマインドとスキルを実践的に身に付けることを目指しています。

 EDGE+Rでは、2016年度は全6回の連続講座を開催しています。前半の第1回~3回は、日本のイノベーション政策や、アカデミックな視点からのイノベーション、グローバルリーダー人材になるために必要なスキルについての講座を、後半の第4回~6回ではベンチャー企業などで活躍するビジネスパーソンを講師に迎えた講座を実施しました。

イベント詳報
中澤優子氏(株式会社UPQ代表取締役)
遠藤直紀氏(株式会社ビービット代表取締役)

 第4回は中澤優子氏(株式会社UPQ代表取締役)を講師に迎え、「ブランドリリースから約1年半。家電ベンチャーUPQを通してみる「ものづくり」」と題して講演いただきました。
 カシオ就業時代に衰退期のメーカーを目の当たりにしたことで、「昭和からのものづくりの魅力」を伝えたいと思ったこと、中国の工場などグローバルなUPQチームでの仕事、大手には出来ない独自路線など、現在のUPQへつながる活動とその時の自身の考え・想いをお話いただきました。ものづくりに対する想いだけでなく、冷静な調査分析とパワフルな行動力に基づいた成功事例に受講者は引き込まれた様子でした。

 第5回は遠藤直紀氏(株式会社ビービット代表取締役)による「ユーザー志向を売り上げにつなげる!企業変革により笑顔あふれる社会をつくるには?」と題しての講演でした。
 講演の前半は、失敗を経てユーザビリティにこだわったコンサルティングサービスを提供するに至る経緯を、そして後半は、ユーザビリティと「ユーザーの意見は聞かずに行動を観察する」やり方を、事例を用いて分かり易く説明していただきました。最後にパッションの大切さについて語っていただき、聴講者からは

「自分も世界で活躍したいし、そのために研鑽を積む必要があると感じた。そのためにこれからの活動に本気で取り組んでいきたい。」
「非常に有意義でモチベーションが上がる講演だった。」

といった感想が聞かれました。 

吉野慶一氏(Dari K株式会社代表取締役)

 第6回は、講師として吉野慶一氏(Dari K株式会社代表取締役)を迎え、「君の力が途上国を変える!~インドネシアでジビネスを立ち上げて~」と題してご講演いただきました。
 Dari K株式会社を立ち上げたきっかけ、インドネシアの農家との関係など、今後Dari K株式会社が目指す将来像やチャレンジをお話いただきました。学生に多くの質問をしながら対話形式で進行し、講演全体を通して学生へのメッセージが非常に多い内容でした。


 実際にベンチャー企業を立ち上げ、活躍するビジネスパーソンを講師に迎えたこれらの講座を終え、参加した受講生たちからは、

「0から1を生み出す力や、新しいものを生み出す人のマインドには、共通するものがあることを再確認した。」
「自分の考えの壁を越えるヒントを得られた。」
「パーソナルストーリーが豊富で非常に分かりやすかった。」
「将来ものづくりに携わる立場として大いに良い刺激を受けるお話だった。」

などの感想が聞かれました。

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