自らの興味関心事を深堀りし、幅広いジャンルの専門家と話すことを通してアイデアを披露する「steAm BAND 第1回学びの協奏コンテスト 最終公開審査会」が、2024年2月17日、大阪いばらきキャンパス(OIC)で行われました。立命館学園からは、立命館守山高等学校2年の北條陽菜さんが「窒素循環の仕組みを応用したアンモニア削減システム」という提案を披露しました。

 「steAm BAND 学びの協奏コンテスト」は、”様々なジャンルの専門家と話すことを大事にした”コンテストです。一般社団法人steAm BANDが主催、立命館もコンテストの協力をしています。コンテストは「アート・てつがく部門」「基礎研究部門」「課題解決部門」の3つの部門で構成されており、2023年7月から1次予選・2次予選を通過した15組が最終審査に参加しました。

アンモニアを削減させる循環システムをつくりたい

 立命館守山高等学校の北條陽菜さんは、アンモニアによる汚染問題に着目。アンモニアを分解し、植物の栄養や窒素に変える細胞群である硝化菌・脱窒菌を活用したアンモニア削減システムを披露しました。

 北條さんの発表に対し、中島さち子さん(steAm, Inc. CEO、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、一般社団法人steAm BAND代表理事)は「学校で学ぶ知と身近に実はある現象や課題がリンクした深い研究で面白い」とコメントをいただき、山極壽一さん(総合地球環境研究所所長)も「総合地球環境研究所でも窒素のプロジェクトが進んでいます。ぜひ見学に来てください」とアドバイスをいただきました。

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